捨てられた犬のシギー。首輪に挟まれていたメッセージとは…
netgeek 2020年4月25日
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マレーシア・イポーに住むライオネル・ヴィーシャリンガルさんは近所の青果店から帰るときに車のクラクションを聞いた。
見ると小さな犬が不安そうに道路を走っている。
ライオネル・ヴィーシャリンガルさんはすぐに犬を助けようとした。
「車やバイクがクラクションを鳴らしていました。特に考えることもせず、動きました」
10分ほどかけてようやく犬を捕まえて首輪を見ると紙が挟まっていることに気がついた。
「きっと飼い主の住所や電話番号が書いてあるのだと思ったのですが、違うと知り涙が流れてきました」
「こんにちは。私はシギー。愛と優しさが最高な犬だよ。私の飼い主はもう世話をすることができないんだ。申し訳ないけど。私も申し訳ないと思っているよ。私をあなたの家に連れて行って家族にしてください。私を愛してください。私は5歳のゴールデン・ドゥードルです。去勢はされていません。今まで人を噛んだことはありません。知らない人が家に入ってきたら吠えるので番犬として優秀です。STOPと言ったら吠えるのを止めます」
シギーはしっかりと目を見つめてくる。しつけされており、アイコンタクトできる犬だ。
当初、後部座席に乗せたのだが、前に来たがった。いつも運転手の隣に座っていたのだろうか。
家に連れ帰り、お風呂に入れた後、しっかりと乾かして寝室に連れて行った。居心地の良い専用のベッドを作ってあげた。
時間が経つにつれ、シギーの信頼は増していくようだった。
「運良く出会えたことは神様に感謝しています」
しかし元の飼い主はどうしてこうも無責任なことをしたのか。車に轢かれていたかもしれないのに…。
ライオネル・ヴィーシャリンガルさんはFacebookに写真をアップするとともに「動物をペットとして飼うときはよく考えてからにするべきだ。何があっても捨ててはいけない」と綴った。