ボサボサ猫のアッパがフワフワ猫に変身するまで
netgeek 2020年4月23日
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イリノイ州で獣医として働くエリス・ホールさんはある日、動物保護団体を通してアッパという名前の猫に出会った。
アッパは遺伝的に皮膚が弱く、猫にしては毛並みがボサボサ。
「初めて出会ったときは魔法にかかったようにすぐに仲良くなりました。寿命を長くする措置が取れることが分かりました」
調べたところ、アッパは生後3ヶ月ほどでメスと判明。首の後ろをかきすぎないようバンダナがつけられた。
爪を手入れして肌の状態を毎日チェックした。
実はエリス・ホールさんは以前もアッパと同じ症状の猫を見たことがある。そのときは残念な結果になってしまったので今回は大丈夫か心配だ。
「以前のケースよりは症状が軽いように思えます。ただ痩せている点と肌が弱い点が気がかりです」
数ヶ月経つとアッパは怪我が治り、通常の猫と同じように毛が生えてきた。
丸顔に大きな目。アニメキャラのような個性的な顔立ちで可愛い。
精神面は心配なく、元気いっぱい。幸せで勇敢。喉をゴロゴロ鳴らして人間に甘える。
「元気いっぱいで自信があり、頭が良くていたずらを仕掛けることができます。」
人間が雑用をこなしていると構ってほしいとアピールしてくる。おやつが欲しいときはミーアキャットのように後ろ足で立ち上がるのがいつもの習慣だ。
適切な治療もあり、アッパはふわふわでゴージャスな猫に成長した。
あんなにボサボサで命さえ心配された猫がここまで成長するとは。命とは実に尊いものだ。