タールに包まれた犬、懸命の救助活動で一命を取りとめた
netgeek 2020年2月16日
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非営利組織のProyecto 4 Patasはある日、危機に瀕した犬がいるという通報を受けて救助に向かった。発見したのは子どもたちで、想像を絶する状態だった。
タールで体が包まれている何か…。
一体何があったのか検討もつかない。Proyecto 4 Patasは過去13年に渡り、犬や猫を保護してきたが、今回のようなケースは初めてだった。
「このような状況は前代未聞で何があったのか想像できませんでした」
犬は全く動かない。
果たして大丈夫なのだろうか…。
後に名付けられた「アロエ」を救うために8人のボランティアが9時間ぶっ通しで働き続けた。
しつこいタールは落とすのが大変だ。
50リットルの野菜オイルと3回のお風呂を経てアロエは完全に綺麗になった。
もっとも体が綺麗になってからも様態が急変するのではないかと懸念された
「突然心臓の動きが止まってしまうのではないかと心配しました」
「綺麗になってからもアロエは私達スタッフと一緒にいたいようでした」
幸いにもアロエはたくましい生命力を持っており、生きる希望を失わなかった。
「すっかり元気になりました。愛くるしい犬です」
食欲も旺盛で何でも好き嫌いせずに食べるのが特徴だという。現在のアロエに足りないものは飼い主だ。たっぷりと愛をくれる里親を募集している。