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路上で保護された子猫は毛布に包まれることで人に慣れた

netgeek 2020年2月16日
 

ラスベガスに拠点を置くNikki Martinezはある日、怯えている子猫を保護した。それまでずっと路上で野良猫として生きていた猫だ。

ひどく警戒心が強い。

Nikki Martinezでは他の保護猫はすぐに室内での環境とスタッフに慣れるのだが、その子猫だけはなぜか懐かない。触ろうとすると威嚇し、前足でパンチしてくる。どうやら性格が内向的なことが原因のようだった。

人間のことを信頼しておらず、もしかするとこれまでに嫌な思いをさせられたことがあったのかもしれない。

そこでNikki Martinezは強制的に人間に慣れさせる作戦を決行する。毛布で包み込み、抵抗できない状態にしてから優しく撫でるのだ。これで人間は怖くない存在だと覚えてくれるだろう。

スタッフはうまくいくか不安に思いながらもママ役となった。子猫にはシュガーという名前をつけ、包み込んだ状態でご飯もあげた。

「ご飯とおやつを道具として使いました。私の側にいることは幸せなことなのだと理解してほしかったのです」

大変な仕事を我慢しながら数週間経った頃、シュガーはついにスタッフに慣れたようだった。

「はじめの頃は私が部屋に入ると机の下に隠れていたのに、今では一緒に遊ぶようになりました」

「この仕事を何年もしていますが、こんなに手間がかかったのはこの子猫が初めてです」

シュガーは次第に人間の注目を集め、愛情を求めるようになった。

さらに2週間後、スタッフに抱きかかえられたシュガーは人間のアゴを触って遊びながら満足そうに喉をゴロゴロ鳴らした。

もう大丈夫そうだ。こうして正式な里親が決まり、施設を巣立っていった。今では2匹のお姉さん猫と一緒に幸せに暮らしている。

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