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親代わりに育てたキツネと再開。覚えているかな?

netgeek 2020年2月5日
 

スコットランドの写真家、ピーター・ルイス氏とマーク・ストラチャン氏はスコットランドの北海岸であるピーターズヘッド近くである一匹のキツネと再開した。

1年前に育ててあげたキツネだ。

昨年の夏、子供のキツネがうろついているのを見つけ、遠くから撮影を行った。帰りに道路で大人のキツネが天国に行ったのを目撃する。そうか、あの小さなキツネは親を失ったのか。なんとか力になってあげたいという思いが湧き出るものの、野生のキツネの保護の仕方なんて知らない。

試行錯誤を繰り返し、鶏肉にヒモをくくりつけて引っ張ることで狩りを覚えさせることにした。6ヶ月が経ち、すっかり懐いたキツネたちは2人の姿を見ると喜ぶようになっていた。

ルイス「私達は育ての親になりました。犬のようになり、毎日私達が来るのを待っているのです。休暇を取った時期が1ヶ月あり、その間はマークが食べ物を与える係を担当していました」

よく懐いているので写真も撮りやすい。野生動物の保護はカメラマンにとって趣味と実益を兼ねた一石二鳥な活動だ。

ここは水飲み場。

大人になってから再開したときの様子はこうだ。

「何ヤードから離れたところに座って私達を待っていました。もともと野生のキツネなのにこんなに生活に深く入り込めたことに驚いています。大人になってからも私達を信頼してくれているようです」

キツネの存在についてイギリスでは意見が分かれている。ペストなどの病気の感染源になるという否定的な見方と可愛いという前向きな見方が対立しているのだ。

都市部にキツネが現れ、定期的に餌をあげている人がいる。こうした行動に慣れたキツネは人を怖がらなくなり、民家に侵入したりするので否定派の意見も理解できる。

野生動物と人間社会の共存はなかなか難しい。おそらく、この記事にも少なからずネガティブな意見が飛び交うだろう。

しかしながら今回ばかりは親を失ったキツネということで否定派も大目に見てあげてもいいのではないだろうか。

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