森林火災のコアラと世話をする兵士たち。素晴らしいボランティア
netgeek 2020年2月2日
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ニュー・サウス・ウェールズと北東ビクトリアが森林火災に襲われた一件について、オーストラリアの兵士たちがボランティア活動に取り組んでいる。
なんとも微笑ましい光景だ。
驚くべきことに現在、多くの兵士たちが休暇時間を使ってコアラのボランティア活動に参加している。Australian Armyに所属する9th Brigadeはボランティアの様子をFacebookページにアップし大きな反響を得た。これより前に9th Brigadeに所属する獣医がクレランド・ワイルドパークに派遣されており、そこに兵士たちがボランティアとして加わった。
クレランド・ワイルドパークには家を失ったコアラたちが集められており、みんなで協力して世話をしている。食事タイムには体をブランケットで巻いてご飯をあげる。
人手が必要で手間のかかる作業だ。
今回、コアラが大きな被害に遭ってしまったのには本能が関係している。
「コアラは危機に瀕したときに木に登る特性があり、これが今回の森林火災では悪く作用しました。地上に降りて逃げれば結果はまた違ったはずです」
とはいえ、この本能はどうしようもない。コアラにとって木は外敵から身を守り、夏は暑さを凌げる快適な場所であることは間違いないのだ。
軍隊は施設内に木を作る仕事も請け負った。専門知識を持つ屈強な兵士にとってはお手の物。コアラたちも喜ぶことだろう。
ガーネット・ホール隊長「獣医チームに参加することは隊員たちにとって心が癒やされる体験だったと思います。コアラは驚くべき生物です。他の有袋類と同じようにお腹の袋で子育てを行います。オーストラリアに来たときには是非ともコアラを見てほしいです」