野良の子猫を保護したら絆が芽生えた
netgeek 2020年1月30日
|
カリフォルニア州のビーチ近辺にある木材店付近でその痩せこけた猫は見つけられた。親切な人間に出会ったことで運命は大きく変わっていく。
泥にまみれた可哀想な子猫。
店主であるジャスティン・ラローズさんはある日、ガラスに肉球を押し当てて店に入れてほしいとアピールする子猫を見かけた。
「体が汚れており、鳴き声を聞いたらなんとか力になってあげたいと思いました」
抱き上げると汚れているだけでなく、ひどく痩せていることに気づいた。子猫は喉をゴロゴロ鳴らして助けてもらったお礼を伝えているかのようだった。
獣医に連れて行くと猫はすっかり綺麗になり、お腹も膨れたようだった。このときジャスティン・ラローズさんと妻のクリスティーンさんはすでに3匹の猫と1匹の犬を飼っていた。
子猫についてはクルーという名前をつけ、里親が見つかるまで世話をすることに決めた。それまでに室内での暮らしに慣れさせ、他の動物との社交性を身に着けさせれば良いだろう。
気になるのは6歳になる猫のオリーだった。
「オリーは家族に溶け込むまで4年もかかったんです。今ではすっかり落ち着きましたけど」
オリーは犬は好きだが、他の猫は嫌いなようだった。子猫のクルーに対しても冷たく当たってしまうのではないか…。
ところが予想は外れ、オリーはクルーに対して紳士的に接した。
クルーが何をしても優しく、辛抱強く、これまでにない態度だった。
「クルーは傍若無人に暴れまわったのに、オリーはとても紳士的でした」
2匹は一緒に御飯を食べ、昼寝も一緒にする。
こんな可愛い姿を見せられたらもう2匹を引き離すことはできない。
里親探しはやめてこの家で一生面倒を見ることにした。
クルーが6ヶ月になる頃には2匹の絆はさらに強いものになっていた。
クルーにとってオリーは頼れる兄貴のような存在であるようだ。ある日、肩を組んでいるような写真が撮れた。
「こんなふうにしてオリーに猫仲間ができるとは思っていませんでした」
Comments (1)