オーストラリアの森林火災から羊の群れを守った犬ぐっじょぶ
netgeek 2020年1月12日
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オーストラリアの大規模な森林火災に対し、人々が力を合わせて懸命に消火活動を行っている。とある農場では牧羊犬もまた立派に仕事をしていた。
コリヨンの丘にある農場にて。
キャス・ヒルさんは6歳のボーダーコリーであるパッツィーが事態を理解し、羊の群れをうまく避難させたと語る。
火の手が山を超えて端にある町を襲い始めた頃、避難が必要だと思いパッツィーの様子を窺ったところ、幸いにも火を恐れていないようだった。そして勇敢にそして穏やかに、責任感をもって1,000頭ほどの羊を移動させてくれた。
もしもパッツィーがいなければ人間の力だけで羊を移動させることは困難だっただろう。避難が完了してからは水を積んだトラクターで敷地内の消火活動を始めた。
「パッツィーは私達の英雄です。悲劇は長いこと続くでしょうが、これ以上できることはありません」
ヴィクトリア州の北東地域では2月と3月が最も火災リスクが高いとされるが、今回の火災は12月に起きた。そして数ヶ月に渡り、火災が広がっていったのだ。
もっとも幸いにも農家の現状は安全で、普段どおり暮らすことができている。パッツィーは農場に住み、水辺で泳いだり丘を探検したりするのが大好き。どうもこの仕事は性に合っているようだ。これからも牧羊犬として立派に活躍してくれることだろう。