寿命が短い黒猫のノエル、里親を見つけるまでの話
netgeek 2020年1月8日
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数週間前、カナダのケベックに1匹の子猫が運ばれてきた。まだ小さな黒猫で、親や兄弟はおらず一人ぼっちで助けが必要だった。
愛くるしい見た目。
まずは健康チェックということで獣医が診察したところ、心臓の状態がよくないことが分かった。この子猫と生活していくにはそれなりの医療費が必要だろう。
子猫を保護したボランティアの人たちはモントリオールにあるChatons Orphelins Montréalに助けを求めた。
「ボランティアの人たちは車で2時間半かけて子猫を運んできました」
チュークと名付けられたその猫はとても小さく、愛情に飢えているようだった。
「初めての診察のとき、ずっと喉をごろごろと鳴らして甘えていました。心臓には複数の問題があり、寿命は長くないと思われます。生き延びられてあと数年、数ヶ月かもしれません」
子猫が生き延びるためには毎日病院で処置を受ける必要があった。
チュークは愛くるしい見た目と性格で愛される存在だ。人間と動物のことが好きなようだった。
Chatons Orphelins Montréalがネット上で情報を共有すると幸いにも条件を満たす里親希望者が現れた。
クリスマスの頃に面談して心を決めたセリーヌさんは猫にノエルという新たな名前をつけた。フランス語でクリスマスという意味だ。
セリーヌ「生後3ヶ月で永遠の家を見つけたのです」
猫の寿命が短いことは気にしていないのだという。なんとも懐の深い人だ。
「ノエルの未来は希望であり、私達はとても幸せです」
セリーヌさんはそう言葉を残した。