【悲報】キュレーションサービスONETOPIが2500万の赤字を抱えてサービス終了
netgeek 2014年6月20日
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公表された資料(http://corp.itmedia.co.jp/corp/ir/release/20140619_tokubetsu.pdf)によると、特別損失2500万円を計上するということで、業績にかなりの影響がありそうだ。ここ最近、Googleがアルゴリズムを変更してアンテナサイトのランクを落としてきているという噂があっただけに、検索からの流入が激減してとどめを刺された結果なのかもしれない。
いつもONETOPIをご利用くださいまして、誠にありがとうございます。2009年より運営してまいりましたONETOPIですが、サービスの利用状況を鑑みて、2014年8月29日(金)15:00 をもちまして、サービスを終了させていただくこととなりました。サービス終了に伴い、2014年7月15日(水)をもちまして、ポイントの付与ならびに新規会員登録を停止させていただきます。
なお、ご登録いただいた皆様の個人情報につきましては、サービス終了後、弊社が責任を持って消去させていただきます。
http://www.itmedia.co.jp/info/itmapp/onetopi_termination.html
ONETOPIは、2009年10月より運営が開始されたキュレーションサービスで、ユーザーがつくったキュレーションページのPVによってポイントが貯まるという、今でいうNAVERまとめとはてなブックマークを組み合わせたようなウェブサービスだった。近年にわかに注目を集めているキュレーションサービスの先駆け的な存在だっただけに、業界関係者の間では激震が走っている。
聞くところによるとNHN Japanが運営するNAVERまとめは月間2億PVほどあり、運営は順調とのこと。ONETOPIとの違いは一体どこにあるのだろうか。
今後は8/29にサービスを完全に終了してコンテンツを消去する予定となっている。7/31にはポイントの払い出し申請が停止されるため、それまでに精算しておきたい。
キュレーションといえば、2014年に入ってからYOUTUBEや面白い画像を紹介するバイラルメディアがタコノコのように誕生しているが、あと数年もすればその大半が淘汰されることになるのだろう。キュレーションが流行っているからといって安易に参入したところで簡単にうまくいくわけではないのだ。ONETOPIのサービス終了はこれから起こるキュレーションサービス大撤退の第一歩となるのかもしれない。