兄弟を失った子猫、ポメラニアンと仲良くなる
netgeek 2019年11月26日
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兄弟を失った猫は犬に出会い、愛情というものを取り戻した。一つの出逢いが子猫を救った。
保護された2匹の子猫。
西オーストラリアにある保護団体Cat Haven WAでボランティアとして働くKristin Lohさんは2匹の猫、トミーとシアラを預かった。年齢の割に体の大きさが半分しかなく、トミーは残念な結果になってしまった。だが、トミーより体が少し大きかったシアラは生き残った。
孤独になったシアラは仲間を探して泣きわめき、寂しい思いをしているようだった。
後にシアラを引き取ることになるクリスティーンさんは当時のことをこう語る。
「うちの犬と仲良くなれば精神状態が良くなると考えました」
犬に会わせてみるとシアラは全く怯えることなく、犬の体に飛び乗ったり、体を擦り付け始めたりした。自分と同じふわふわの毛が生えた動物に会えて嬉しいようだった。
猫に優しく接してくれたのはポメラニアンのグッチ。毛づくろいもしてくれた。
2匹はすっかり仲良くなり、種族を超えた仲に。
家では一緒に昼寝し、一緒に遊ぶ。グッチは我が子のようにシアラに接し、片時も目を離さないようにしているようだった。
グッチの毛布はとても温かそう。
2週間ほどするとシアラは体重が増え、健康的になった。
犬と猫がこんなに親密になるとは…。飼い主はグッチが猫好きなことを知っていたのだろうか。
兄弟を失って落ち込んでいたシアラはこうしてすっかり元気を取り戻した。
「一度ワンと吠えたことがあって衝撃的でした。犬と育ったから自分を犬と思っているのかもしれません」