カンニング防止でダンボールを被らせた学校、謝罪に追い込まれる
netgeek 2019年10月23日
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インドの学校がカンニングを防ぐ画期的なアイデアを実践したところ、社会問題となり、謝罪に追い込まれる騒動が起きた。
他に方法はなかったのか…。
写真に写っているのはインド南西部カルナータカ州のハベリ地区にあるBhagat Pre-University College。生徒は頭からダンボールを被り、黙々とテストに取り組んでいる。ダンボールのせいで集中できなさそうだが、カンニングを防ぐためにはやむを得ない措置なのだという。
ダンボールは全面に穴が開けられており、前だけを見ることができる。カンニングするために横を向いたらすぐにバレるというわけだ。
この写真を学校の職員がFacebookにアップしたところ、「人間を動物扱いしている」などと批判の声が殺到し州も問題視。政治家に追及され、ついに学校は謝罪に追い込まれた。学校によると生徒と保護者には事前に説明しており、生徒は自らダンボールを持参してきていたのだという。
インドのカンニング問題は深刻。
数年前からインドではカンニングが社会問題化しており、保護者が学校の壁をよじ登ってカンニングペーパーを渡すなどの不祥事が勃発している。
こちらはインド軍入隊試験の様子。上半身裸のうえかなりの間隔を開けて屋外で実施されている。
ダンボールを使うなら仕切りを作るという発想は思いつかなかったのだろうか?どうも問題の解決法が斜め上な気がしてならない。