はちみつ農家「熊に泥棒されて困る(´・ω・`) そうだ味見役に変えてしまおう」
netgeek 2019年8月29日
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農家ではちみつを製造するIbrahimさんは長いこと熊による盗難被害に困っていた。手間ひまかけて作ったはちみつが一気に熊に食べられてしまう。
発想を変えてみた。
監視カメラで撮影した映像では複数頭の熊がはちみつ目当てで蜂の巣を襲撃している様子が映っていた。どうやらここに美味しいものがあると学習してしまったようだ。
蜂の巣を金網に入れてみたりもしたのだが、特に有効な対策にはならなかった。熊のパワーは凄まじく、直接対峙すると命を落とす危険すらある。
そこでIbrahimさんは発想を変えて熊を利用することにした。この日、机の上に5種類のはちみつを並べた。
そして夜。大きな熊がやってきた。
はちみつの匂いを嗅いだり、少し味見したりしている。
どうやらお気に入りが決まったらしい。
結果的に、熊は最も安い桜の木のはちみつは食べず、高級なものを選んで食べた。
熊が選んだのはトルコの有名なはちみつ「Anzer honey」で、2ポンド300ドルもする高級品。やはり味の違いが分かるのだろう。
「野生の熊が選んだ」というキャッチコピーと証拠映像は素晴らしく効果的で、Ibrahimさんは莫大な宣伝効果を生み出すことに成功した。泥棒熊はこうして目利きの味見役と有力な証言者に変身。
現在、世界中の多くのメディアがこの面白い試みを特集している。