波が猫!?葛飾北斎のパロディ作品が海外で人気を博す
netgeek 2019年8月4日
|
葛飾北斎のあの浮世絵はどうやら海外でも有名らしい。一部を猫に変えたパロディ作品がメディアに取り上げられ、注目を集めている。
参考:Illustrator Cleverly Reimagines the ‘Great Wave Off Kanagawa’ by Hokusai With Cats Wearing Glasses
よく見ると波の白い部分が…。
描かれているのは葛飾北斎の浮世絵である神奈川沖浪裏(富嶽三十六景)を基にした猫バージョンの作品。無数の猫が前を向いて進む様子はスイミーを彷彿とさせる。さらに船に乗っているのも猫。
何かストーリーが思い浮かびそうな絵だ。
作者は日系ブラジル人でブルックリン在住のRoberto Maki氏。普段は猫の絵を描いており、Instagramではユニークな作品が続々と公開される。
▼Roberto Maki氏。Twitterアカウントは@Nekomakicomics。
ちなみに猫がメガネをかけているのは「自分がかけているから」とのこと。
海外のネット上では「とても風流であり、なおかつ可愛い」と話題になり、「グッズにして販売してほしい」という声も飛び交う。残念ながら今のところ商品化はしていないが、今回の反響を受けてこれからグッズ化する意向はあるようだ。
波を白猫にすり替えてしまうという奇抜なアイデアがユニークな作品を生んだ。後に自分の作品がこんなふうに発展したと知ったら葛飾北斎もさぞかし驚くに違いない。