シャイな子猫が人間に心を開くまで
netgeek 2019年6月30日
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生後6週間の小さな子猫がバージニア州アーリントンのシェルターに運ばれてきた。すっかり怯えており、助けが必要だった。
人間の愛情というものを知らない猫。
野良猫として生きてきたせいか、人間に慣れておらずとにかく隠れようとする。レスキューチームのボランティアとして働くジェンと夫のイアンは面倒をみるために猫を家に連れ帰った。
「人間との接触に慣れていないか、仮に慣れていたとしてもあまり良い経験ではなかったのでしょう」
はじめの数日間、カトラは目が合うと目を見開いて威嚇した。
そこで同じ猫の友達を作る作戦に切り替えた。生後4週間の子猫ヘクラは体こそ小さいものの、好奇心旺盛で勇敢、友好的な性格だ。
ヘクラの人間に対する接し方からカトラが学ぶことは多いだろう。
幸いにも2匹はすぐに仲良くなった。
「私達は少しづつコミュニケーションをとるよう試みました」
あるときイアンはカトラを抱っこし、優しく話しかけた。
「数分続けるとリラックスしたようで、喉をゴロゴロ鳴らして寝てしまいました」
ヘクラの真似をしてカトラは家の中を探索したりおもちゃで遊ぶようになった。
「2匹は全く違う性格ですが、うまくいっています。よく追いかけっこをして遊んでいます」
愛情というものを知ったカトラは今ではすっかり利口な飼い猫になっている。