新元号「令和」、海外メディアは「order and harmony(秩序と調和)」と報道
netgeek 2019年4月3日
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全てのメディアが「令和」の意味を紹介していた。
以下、各メディアの報じ方まとめ。注目すべき箇所は赤字にした。
BBC→order(秩序)and harmony(調和)
New York Times→command or order(命令か秩序) peace or harmony(平和か調和)
Wall Street Journal→auspicious(縁起が良い)and peace(平和)
Bloomberg→order(秩序)and peace(平和)or harmony(調和)
Guardian→decree(政令)and peace(平和)
※Guardianは後にfortunate harmony(幸運の調和)に修正したと思われる
いずれも「和」の翻訳は簡単だったようだが、「令」の意味をどうとるかで苦労したと思われる。この漢字の本来の意味は「清々しい」というものだが、一部の日本人は「命令」と解釈していた。同じようにNew York TimesとGuardianも全体で「平和を命ずる」という意味である可能性を示唆した。
だが、大半のメディアは「令」を「秩序」と良い意味で紹介してくれたわけで、誤解が広まらなくて安心。この紹介なら外国人も良い元号だと感じてくれるだろう。
▼安倍総理による解説。「令月」からとったとのこと。
本日、元号を改める政令を閣議決定いたしました。新しい元号は「令和」であります。これは、万葉集にある「初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫す」との文言から引用したものであります。 pic.twitter.com/B60ZjfefbK
— 安倍晋三 (@AbeShinzo) April 1, 2019
令和の正しい意味はすでに広まりつつあるが、一部の人は今もなお「日本政府、あるいは安倍総理が命令するという意味だ」と曲解して文句を言っている。条件反射で政府にケチをつける前に少しは調べる努力をしてほしいものだ。
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