2ちゃんねるまとめブログの「29ジャガー速報」がGoogleから検索ペナルティを食らって全記事削除
netgeek 2014年5月29日
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相談していたのは「29ジャガー速報(http://vip-29jaga.2chblog.jp/)」の管理人。大手まとめブログのハム速、アルファルファモザイク、俺的ゲーム速報を例にあげて、それらと同じように運営しているのになぜ自分のサイトだけが検索ペナルティの対象になったのか理解できず、さらにどう対策をとればよいか分からないと正直な心情を書きこんでいる。
これに対し、フォーラムの参加者は、「サイト全体に手動ペナルティが課されたのなら、コンセプトやサイトの方向性自体がまずいということになる」、「引用の範疇を超えているのでは?」、「大手まとめはコメントがたくさんついているので、それがオリジナルコンテンツとしてみられているようだ」などといったコメントを書きこんでいる。
まとめブログ自体がNG?
実はまとめブログにGoogleから手動ペナルティが課されるのはこれが初めてではない。2014年に入ってから多くのサイトがサイト名で検索してもヒットしない状態になり、Googleが大規模なまとめ排除に乗り出したと噂されていたのだ。
掲示板「2ちゃんねる」に書き込まれた内容をキュレーションしてまとめる2chまとめブログはその性質上、どうしても記事内容が既存コンテンツと重複する上、他の多くのまとめブログも同じスレをまとめるので検索結果が汚れると悪評が立っていた。
Googleがどのような基準でペナルティを課しているかは定かではないが、フォーラムでも指摘されていた通り、コメントがオリジナルコンテンツとして評価されている可能性が高い。そのため、今後はコメントが多数つく大手まとめブログだけが生き残っていくのではないだろうか。
参入障壁が低く、アフィリエイトを貼れば誰でも簡単に儲かると評判だった2chまとめブログは今、大転換期を迎えているのだ。
取った対策は全記事削除
このGoogle八分に対してジャガー速報は全記事を全て削除するという思い切った行動にでた。現在はカテゴリー欄で総記事数を確認すると3つしかない状態になっている。
さらに、過去にtwitterやFacebookで投稿されたURLをクリックしてみると、ことごとくリンク先が404になっていた。負の資産を全て消してまた新たにやり直すということなのだろう。しかし、2ちゃんねるまとめブログである以上、Googleに目の敵にされているという現実からは逃れられない。記事を削除したところで検索ペナルティを取り消してもらい、復活するのはかなり難しいのではないか。
SNSからの流入がカギ
YOUTUBEや掲示板に投稿された画像をキュレーションして紹介する海外のバイラルメディアは、すでに検索からの流入を諦めて、Facebookからの流入を最重要視しているという。FacebookはGoogleとは違って「いいね!」で拡散しやすいので面白い記事を投稿すれば一気にアクセスが集められるというメリットがある。BUZZFEEDなどは、それで月間数億PVを達成しているのだからFacebook経由でも十分なアクセスが来るということだ。
検索ペナルティを食らった2ちゃんねるまとめブログは流れに逆らって無理に復活しようとするよりは、すっぱりと諦めてSNSからのアクセスを集めるように方向転換したほうがよさそうだ。
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