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安田純平、警察に被害届を出さず。「彼らをテロリストと呼びたくない」

netgeek 2019年1月16日
 

シリアから帰国した安田純平氏が1月12日に専修大学で講演会を開き、最新の動向について語った。

なんと未だに被害届を出さず。

「シリア内戦 ジャーナリズムの可能性」、資料代1,000円。

出典:https://twitter.com/Ema_kyobancha/status/1084073450921123841

会場には多くの人が詰めかけた。

出典:https://twitter.com/emmybbc/status/1084455136804499457

体重の増加などあるかと思ったが、見た目はあまり変わっていない。ヒゲが短くなったぐらいか。

出典:https://twitter.com/iiwapaiiwapai/status/1083962280759386113

さて、安田純平氏は講演会にて次のような新事実を明かした。

・千羽鶴に星がありネット上で批判されたことについて母親は気にしている

・捕まったのが自己責任ということは認めている

・外務省には家族のケアもしてもらい感謝している

・身代金は支払われていない。ロンドンのNGO代表が喋っただけで根拠なし

・過去に捕まったのはスパイ容疑であり、身代金目的の「人質」ではないと考えている

・警察から被害届を出すよう言われているが迷っている

・戦争で撃たれても被害届は出さないのに、紛争地で拘束されたことを被害というのか?

・自ら出向いたのに自分は被害者なのか?

・自分を拘束した集団を「テロリスト」と呼ぶこともしない

・テロリストと言うと人権が無視されて処罰されるので私は使わない

注目すべきは警察とのやりとりだ。これから犯人を特定しようというときに被害届が出されていないのでは警察も困惑してしまう。自らが犠牲になりつつも世界平和に貢献したのであれば評価されるはずなのに、これではまた同じ被害が生まれてしまうではないか。

「テロリストと呼ばない」と謎のこだわりを見せたところも不自然だ。体験談によると精神的にかなり追い詰められたというのに、なぜここにきて犯人グループの肩をもつのか。

ある可能性が脳裏をよぎる。

参考:常岡浩介「ヌスラ戦線の幹部が『お前の国から身代金を獲って山分けしようぜ』と誘ってきた」

被害届を出さないことについて納得のいく説明がなされておらず、警察も不審に思っているに違いない。拘束場所や犯人の顔を知っているのは日本人では安田純平氏だけなのだからしっかり捜査に協力してほしい。それもまたジャーナリストの責務であろう。

【追記】

安田純平氏がTwitterで「被害届を出さなくとも警察は捜査する。それは警視庁が明言している」と説明した。

あわせて読みたい→安田純平の本が思ったよりも薄いと騒ぎに

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