【大炎上】ドルチェ&ガッバーナが中国を馬鹿にして国レベルの出禁に
netgeek 2018年11月24日
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経緯を分かりやすくまとめてみた。
(1)ドルチェ&ガッバーナが上海で11月22日にショーを予定
(2)中国版Twitterである微博(ウェイボー)にプロモーション動画を投稿した
(3)動画の内容は中国人が箸で不器用にピザやパスタを食べるというもので「中国人はドルガバをうまく使いこなせないと馬鹿にしている」と解釈された
(4)中国人を下に見た人種差別だと批判殺到
(5)アリババやtaobao、JDなどがドルガバの取り扱いを中止
(6)ドルガバの中国広報モデルが契約を破棄して決別
(7)さらに創業者のステファノ・ガッバーナが中国のことを悪く言ったInstagramのメッセージが流出
(8)ショーは中止になった
(9)ステファノ・ガッバーナが「アカウントがハッキングされた。中国のことは愛している」と釈明
(10)ガッバーナ氏とドメニコ・ドルチェ氏が謝罪動画を公開
(11)結局、どの対応も火に油を注ぐ結果となり、ドルガバにとって中国市場は壊滅的に
国レベルの炎上騒動でビジネスが壊滅的ダメージを受ける例は稀だ。
以下、画像を使ってより詳しく解説していきたい。
ドルガバが公開したプロモーション動画。中国人女性が箸でピザを食べようとする。「箸をナイフのように使っては駄目」というナレーションもつけられていた。
続いてパスタも箸をくるくる回して食べようとするが、うまく食べられず、ボロボロになってしまう。
イタリアの料理を中国人はうまく食べられない?道具の使い方を間違っている?いまいちメッセージが分からない。
最後にショーの予告。
ロゴが表示されて終わり。
現在、ECサイトで「杜嘉班纳(Dolce&Gabbana)」と検索すると「検索結果が見つかりませんでした」と出る。
「D&G」でも同じ。事実上の出禁状態だ。
ショーのメインゲストだった俳優の陈坤は空港についてすぐに飛行機で引き返してボイコット。
ここから続々とボイコットの流れが始まる。
女優の迪丽热巴とTFBOYSの王俊凯が「ブランドと契約を解除し、今後一切取引しない」と宣言。
他のモデルやショーに招待されていた芸能人や有名人も一斉にボイコットした。そしてショーは中止に。
ステファノ・ガッバーナがInstagramで友人に送ったダイレクトメッセージを大まかな訳で紹介したい。
「うちのチームが馬鹿だから中国のソーシャルメディアから削除された。投稿を削除しないというのは私の意志だったのに。今から全ての取材で中国はクソと言っていく。中国は汚くて愚かで臭いマフィアだ。ハハハハハ(笑)」
ステファノ・ガッバーナ「Instagramがハッキングされました。あの暴言DMは私ではありません。法的に対処し始めております。私は中国と中国の文化を愛しています。起きたことをとても申し訳なく思っております」
この後、ガッバーナ氏とドルチェ氏は謝罪動画をドルチェ&ガッバーナ公式Twitterで公開した。最後に中国語で「対不起(すみません)」と話している。
Dolce&Gabbana杜嘉班纳致歉声明. pic.twitter.com/jdH0Tx8OfP
— Dolce & Gabbana (@dolcegabbana) November 23, 2018
動画が炎上したときはまだ他の解釈ができたが、創業者が中国の悪口を言ったのは決定打となった。さらにその後の証拠もなしに「ハッキングされた」と主張したこともよくなかった。
ドルチェ&ガッバーナについては少し前にも「日本人にデザインさせるならブランドを潰したほうがまし」という趣旨の発言をしており、過激な言動が目立っていた。
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