リスの赤ちゃんを見つけて育てている話
netgeek 2018年11月15日
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参考:little_thumbelina_girl(Instagram)
サムベラとの出会いから現在までを紹介したい。
ある日、男性がいつものように帰宅すると、リスが木に巣を作ったのを見つけた。枝をうまく使って巣を組んでおり、中にはまだ生まれたての赤ちゃんリスが2匹いた。ちょうど割れた実をベッドにしており、おとぎ話の世界のよう。
男性は専門機関に電話した。野生動物のリハビリを専門とするクリスティーナとマイケルは電話を受けて急行。
母リスを観察したところ、エサを運ぶのにかかりっきりで赤ちゃんリスを世話していないことが分かった。それどころかあるときから戻ってこなくなってしまったのだ。
仕方ないので人間が親となって世話をすることに。体がとても小さく、親指ほどしかない。
不幸にも1匹は獣医にみせたにもかかわらず残念なことになってしまい、残る1匹もきっと駄目だろうと思われた。
それでもクリスティーナとマイケルはリスを引き取り、サムベラと名付けた。
サムベラはみるみるうちに大きくなっていく。毛も生え始めた。
まだリスっぽくはない見た目。しかしこうして観察できるのは貴重な機会だ。
寝顔が可愛い。指も小さいながらしっかりある。
もうここまで成長してくれれば安心。生き残るのが難しい時期を無事乗り切った。
サムベラは普通のリスとは違い、なぜかジャンプや木登りに興味がないようだった。運動不足になるといけないということで、クリスティーナはウォーキングとランニングを教えた。
とにかく人間が大好き。
人間もサムベラが大好き。
そのうちサムベラのリスらしからぬおかしな行動が理解できるようになる。親を見ず、人間を見て育ったサムベラは自分をリスだと思っていないのだ。
平和なときが流れ…。
いまでは立派な大人に。こんなコスプレも楽しめるようになった。
好きなものは豆、アボカド、ルッコラ。嫌いなものは外に出ること、寒いこと、他のリス、うるさい掃除機。あんなに小さかったのに、ここまで大きくなった。
Instagramで人気が出るのも納得の可愛さ。
見ているだけで心が癒やされる。
やはりサムベラは自分を人間と思っているのだろう。心なしか表情や動作も人間っぽい気がする。
サムベラと家族がこのままずっと幸せに暮らせますように。