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サムスンを宣伝したNHK、今度は中国ファーウェイを取り上げてしまう

netgeek 2018年10月18日
 

8月にサムスンの新型スマホを報じて炎上したNHKが、今度は10月14日にHuawei(ファーウェイ)のスマホを重点的に紹介した。

前回の記事:【炎上】商品名を出さないはずのNHK、韓国サムスン新商品を異例の宣伝

NHKは本当にどうしてしまったのかと動揺が広がる。

記事タイトルは「アップルに対抗 各社が新型スマホ相次ぎ発表」というものだが、実際にはファーウェイのスマホが凄いと宣伝する内容。最後に他社の名前も少し出てくるが、時間がやけに短く、アリバイ作りのためという印象が拭いきれない。

日本人でファーウェイに興味がある人は極めて少ないだろう。それなのにNHKは大々的に新商品が凄いと紹介した。

ファーウェイの新機種はAI(人工知能)が搭載された凄いカメラなのだとアピール。

わざわざ動画で撮ってコメントまでとってきている。

続いてシャープもAQUOSで新機種を出していると紹介。

日本のスマホはiPhoneが圧倒的なシェアを握っているが、他社も対抗している。

Googleもオリジナルの端末を発売する予定。

日本人から受信料を集めて放送している公共放送なのに、世間のニーズとずれている気がしてならない。そもそもこんなに堂々と商品名を出していいのだろうか?

放送法第83条を確認してみよう。

第八十三条  協会は、他人の営業に関する広告の放送をしてはならない

2  前項の規定は、放送番組編集上必要であつて、かつ、他人の営業に関する広告のためにするものでないと認められる場合において、著作者又は営業者の氏名又は名称等を放送することを妨げるものではない。

要するにお金を受け取っていなければ広告ではないのだから問題ないということなのだろう。しかし、これまでNHKは誤解を招かないように相当厳しい自主ルールを設けてきた。

例えば豊洲移転を取り上げる際にすしざんまいの木村清社長にインタビューした際は「すしざんまい」という固有名詞を頑なに使わず、「すしチェーン店」という抽象的な紹介に留めた。

参考:すしざんまいの社長がNHK(公共放送なので宣伝NG)に出た結果

それなのになぜサムスンやファーウェイのスマホは堂々と名指ししてしまうのか。基準が不明瞭で視聴者としては不信感を抱いてしまう。強いニーズがある部分でやむを得ない報道ならともかく、ファーウェイを重点的に紹介する意味は理解できない。

大体、FBIやCIAが中国のスマホはバックドアが見つかったスパイウェアだとして禁止したばかりではないか。米豪に続き、日本の公的機関でもファーウェイを入札から排除する動きがみられる。

いくら機能面が優れていようとも、そのような根本的な問題を抱えているのなら公共放送として紹介すべきではない。今のNHKがやっていることはおかしいと思う。

【追記】

アメリカ政府が日本、ドイツ、イタリアに対し、ファーウェイの製品を使わないよう呼びかけた。ファーウェイは事実上、中国政府の支配下にあり、不正な通信傍受、故意の通信遮断、サイバー攻撃などが懸念されるのだという。

参考:「中国HUAWEIの製品はヤバイから使わないで!」 アメリカ政府が異例の呼びかけ

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