自称「3億円事件の犯人」が小説サイトで真相を明かす。本物っぽいと話題に
netgeek 2018年10月3日
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もしかすると本物かもしれない。
小説は8月8日から書き始められ、9月23日に完結した。現在、息子夫婦と暮らす一人の老人「白田」が妻の死を機に、過去を清算するために告白を思いついた。まず息子に話したところ、世間に公表するよう勧められた。
当初はマスコミにリークしようとしたが、断念し、小説サイトに投稿することにした。
以下、netgeek編集部が要点をまとめてみた。
・大学生のときに友人の省吾と現金輸送車を襲う計画を立てる
・省吾は高校卒業後、暴走族のリーダー格をしていた
・ちなみに省吾の父親は警察官
・省吾の恋人「京子」をめぐって三角関係に
・結局、京子と2人で計画を決行した
・現金輸送車を止めて「爆弾が仕掛けられているから検査したい」と言った
・「昨晩検査したけど何もなかった」と言われ、頭が真っ白に
・「外を調べます!」と言った
・発煙筒は湿っていて使えなかった
・中に追加した火薬にマッチで直接着火した
・「爆発する!逃げて!」と言って車を乗っ取った
・ハンドルを握る手がガタガタ震えた
・ジュラルミンケースに省吾の父親の警察手帳をわざと残した
・この警察手帳は正式には遺留品として公開されていない
・省吾は事件後に疑われた
・省吾は事件から5日後、毒を飲んだ
・おそらく親に飲まされたのだと思う
・3億円を手に入れた代わりに友人を失って後悔している
結局、無実の省吾が身代わりになって事件は迷宮入りしたという話。警察は身内の不祥事なので真相を隠して誤魔化したということなのだろう。
小説を読んだ人は、ポイントがしっかり押さえられているので本物とみる人が多い。文章は簡潔で量はそんなに多くない。もちろん偽物という可能性も否定しきれないが、純粋に小説として楽しめるので一読する価値はあり。
1975年に時効が成立しているとはいえ、この小説を機に警察が白田に話を聞きに行くかもしれない。
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