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「粉末の水素水」発売。共犯の大学に「水素水大学」という蔑称がつく

netgeek 2018年8月23日
 

ミネラルウォーターを製造販売する奥長良川名水が水素水を粉末にした「ハイドロエッグ水素パウダー 粉末清涼飲料」の販売に踏み切った。

とっくにインチキがバレた水素水商法。まだ存在していたのか。

これから世間を騒がせること間違い無しの「粉末の水素水」、岐阜新聞が「粉末の水素水」発売 食べ物などに混ぜて利用と大々的に取り上げている。メディアとして疑う目をもって事実確認をしなかったのだろうか?

奥長良川名水の公式HPでは大げさなことが書かれている。清涼飲料水「逃げない水素水36」を凍結乾燥して粉末化したものらしい…。

▼「水素水が発生し続けるパウダー(意味不明)」

▼岐阜大学が水素を発生させる粉末を開発し、東京工科大学が水素の発生を確認した。

▼名称が「粉末清涼飲料」で原材料はブドウ糖(C₆H₁₂O₆)。これは水に溶かして飲むタイプのスポーツドリンクでは?

「粉末の水素水」という言葉に三態(固体・気体・液体)が全て含まれており混乱してしまう。「固体の気体液体」と表現し直せばそのおかしさがよく分かるだろう。

水素は融点-259.2℃、沸点-252.6℃。常温で固体化できるようになったのならば、これはもうノーベル化学賞ものだ。きっと燃料電池問題も解決するだろう。

最も気になるのは水素に健康効果があるのかということ。水素水については国民生活センターが2016年に「健康効果はない」と断言したばかり。

参考:国民生活センターが水素水にガチ切れしてさらし首に!超絶ぐっじょぶ!

体に良い影響がない水素水を粉末にしても意味はないわけで非科学的なインチキビジネスに加担した岐阜大学と東京工科大学はもういっそのこと合併して水素水大学に改名してはどうか。

ネット上ではこのような健康ブーム商法が批判されている。

▼健康ブーム商法の相関図

出典:https://twitter.com/domoboku/status/747210941314392064

▼広告塔になった芸能人

出典:https://twitter.com/domoboku/status/817918612950249472

Amazonで価格を見ると30袋で9,072円とべらぼうに高い。このような詐欺商品でもきっと騙されて買うカモはいるのだろう。

Amazonのレビューでは早速、最低評価がつけられ「水素の融点は-259.2℃。主成分ブドウ糖。どーやって水素を体内で作るの?」と科学的なツッコミが入れられている。

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