毛髪のもと「毛包」の大量開発に成功。理化学研究所が2年後に実用化へ
netgeek 2018年6月5日
|
理化学研究所をはじめとする研究チームが「毛包」の大量開発に成功した。動物実験を経て、人間向けの実用化に踏み切る。
これまでとは違うアプローチの研究。
育毛剤が毛包の働きを活発にするものであるのに対し、今回、開発されたのは再生技術で毛包を増やすという方法。
毛包を人工的につくれば自然と髪の毛を増やすことができる。
方法は意外とシンプル
(1)頭皮にある3種類の細胞を取り出す
(2)細胞を増やす
(3)特殊な機械で培養
(4)毛包を大量に作り出す
この方法によれば20日間で5,000の毛包(髪の毛1万本に相当)を作り出すことができる。量としては十分だろう。
開発リーダーは理研の辻孝氏。この分野には確かなニーズがあると語る。
研究チームでは来月から動物実験に踏み切り、早ければ再来年にも実用化する見込み。すでに技術はできあがっていて、あとは安全性や副作用を確認する段階なのだろう。
このニュースを受けてアデランス、リーブ21、アートネイチャーは戦々恐々としているはず。netgeekj編集部で調べたところ、本日6月5日のアートネイチャーの株価は下がり気味であることが分かった。
※ニュースで報じられたのは6月4日の17時頃。
薄毛、ハゲで悩む人にとっては確かな朗報。理化学研究所の新技術に世界中の人が期待している。