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レオパレス、壁が薄いどころか存在していなかった(168棟)。ガイアの夜明けが建築基準法違反を指摘

netgeek 2018年5月30日
 

5月29日放送の「ガイアの夜明け」(テレビ東京)でレオパレス21が違法建築に手を染めていたと告発された。すでに故意犯という証言も得ている。

問題視されたのはレオパレスの業績を回復させた木造アパート「ゴールドネイル」シリーズ。

一見するとごく普通のアパートに見えるが、実はとんでもない落とし穴がある物件なのだ。

バブル崩壊時、業績が悪いときについ違法建築に手を染めてしまったのだろうか。

ガイアの夜明けでは専門業者を入れて屋根裏を点検。

なんと屋根裏に防音・防火壁がない。

すたすたと歩いて行けてしまう。

セキュリティの面でもかなり危険。ドアに鍵をかけていても簡単に侵入できる。

こうして屋根裏に防火壁がないと火事があっという間に広がってしまう。だから違法なのだ。

専門家はこれはあり得ない事態だと話す。コストカットを無理に進めて命よりも金儲けを優先した結果だ。

続けてレオパレスが誠実な対応をするなら今すぐ代わりの住まいを提供すべきと話す。

壁が薄いと有名なレオパレス、なんと壁が存在していなかったとは…。あるはずの壁が1枚ないのだから防音が劣っていて当然だ。

なお、レオパレス21はガイアの夜明けが放送される直前に工事に不備があったというニュースリリースを公開した。そして謝罪会見を開くも、ガイアの夜明けのほうが一枚上手。

「防火壁がないという認識はなかった」と説明しているが、これは嘘。

関係者は「20年ほど前から役員はみんな知っていた」と当時の事情を話す。ガイアの夜明けは先んじて証言を得ていたのだ。

現段階で不備が見つかったのは168棟。事態を受けてレオパレスの株価は一気に下落した。

過去10年の株価推移。

ガイアの夜明けがレオパレスの不正を指摘するのはこれで2回目。

前回は深山英世社長に確たる証拠を突きつけ、コメントできなくなるまで追い詰めていた。

参考:【炎上】レオパレスの詐欺ビジネス VS 社長を詰問するガイアの夜明け

また当時、記事にしたnetgeek編集部に対し広報の「相島」と名乗るものが抗議の問い合わせを送ってきていた。

***

2017年12月28日

レオパレス21 広報部 相島と申します。

貴社サイトにて当社についての掲載内容を確認致しました。 こちらに事前取材もなく掲載されておりますが、どういう事でしょうか。 テレビ東京から転載の許可を得ているという事でしょうか? 昨日掲載している当社HPリリースをご確認頂いた上での掲載でしょうか。 速やかに掲載記事を削除頂けない場合、然るべき措置を取らせて頂きます。 善処頂けます様、お願い申し上げます。

***

テレビ東京の権利についてレオパレス21が文句を言うのはずれているわけで、文句のつけ方が意味不明。要するに圧力をかけて記事を消させたいということだろう。

この問い合わせからおおよそ半年が経つ。netgeekは記事を削除していないのに「然るべき措置」というものが何も取られていない。こうして不正な圧力をかけてくるところにも企業体質が現れている。

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