「叱られ方研修」とかいうインチキセミナーが炎上
netgeek 2018年3月9日
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テレビ東京で放送された番組「コミュニケーション難でも 「イマドキ新人」の生かし方」の内容がえげつないものだったと波紋を呼んでいる。
番組では新社会人を「イマドキ新人」と呼び、セミナーの様子を紹介した。
「最近の若い者は…」という言い回しは約5000年前の古代エジプト人も使っていたというのは有名な話。そのような客観的な証拠があがっているにもかかわらず、「イマドキ新人」と一括りにダメなレッテルを貼るのはいかがなものか。
セミナーでは「叱られ方研修」なるものが行われた。聞いたことがない研修だ。
スライドには本質を理解しようというメッセージとともに、叱り文句が紹介される。しかしこれはただのパワハラなのでは…。
新人は「ちょっと叱ったらすぐに辞める」などと言われることがあるが、ここで紹介された例を見るに悪いのは新人ではなく上司であるように思える。ただ強い立場にいるから権力を行使できるというだけの話なのではないか。
だとすれば研修を受けるべきは上司のほう。スライドの文言は「叱っている」というより「怒っている」だけの状態。パワハラにならない指導的言い回しを習うべきではないか。
研修を受けた新人はこのような感想。変なインチキセミナーを受けさせられたと勘付いているようだ。
「叱っているほうは成長してほしいという願いを込めている(?)」
今や企業が新卒に求める能力はコミュニケーション能力が圧倒的な1位になっている。しかしこれは日本独自の現象で、海外では専門知識や技術力が求められている。
日本は今一度仕事のやり方を見直すべきではないか。そもそも企業がしょうもないセミナーを外注している時点で相当話がおかしい。こんな価値のないインチキセミナーに一体いくら支払ったのか…。
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