理科大生の票だけで当選可能。東京理科大学の長万部キャンパスが思わぬ余波を与える
netgeek 2017年12月29日
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長万部の驚くべき今を見てみよう。
▼人口を年齢別データで確認すると18歳と19歳が異常に多い。東京理科大学に通う学生が300人超もいるからだ。
▼東京理科大学の基礎工学部はなんと北海道・長万部にキャンパスがある。大学名に「東京」と入っているのに…。
▼基礎工学部の1年生は大学の寮に入って勉学に励むのだ。
▼さて本題はここから。長万部の開票結果を見ると気付くことがある…。
▼なんと理科大生の票だけで当選できてしまう計算。
▼なお長万部キャンパスは全寮制のため、全員が住民票を移動させており、本当に選挙権がある状態。
長万部町の人口は5,910人で、このうち理科大生の人口は358人(2016年2月末時点)。総人口の6.05%が理科大生ということに。さらに投票権をもつ有権者に限れば理科大生は10%になるという指摘も。
そういえば、選挙権18歳引き下げで思い出したのが長万部。あそこ、全寮制の理科大生が全員住民票を移すことになってるみたいだけど、これからは選挙人口の1/10が理科大生になるから、町長選や町議選で簡単にひっくり返せることになるわけで、うわー、いろいろ大変な人が出てきそう…
こちらは2016年1月の投稿。主婦の女性が2年前にずいぶんと鋭い指摘を行っていた。
実際には全員が投票するなんてことは起こらないだろうし、理科大生の多くは地域政治に関心をもっていないだろうが、それにしてもこんなことになっているのは長万部だけ。大変珍しい事態だと言える。
ただネット上では「この話から外国人参政権の危険性を連想した」という声が多く聞かれる。安易によそ者に投票権を与えると事実上、乗っ取られてしまう恐れがあるという話だ。人口が少ない地域では数の力で圧倒されてしまうことは十分にあり得る。
多数決の原理を元にした選挙制度には大きな落とし穴があるということで、誰のための政治なのか原点に立ち返って制度の運用を行っていきたいものだ。
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