【炎上】宇野常寛、スッキリをクビになる。日テレに抗議の街宣車が押し寄せていた
netgeek 2017年9月3日
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まずは宇野常寛氏の説明をみてみよう。
本日、放送で報告しましたが「スッキリ!」クビになりました。
実は今年の春、アパホテルの歴史修正主義を批判した際に日本テレビに街宣車が押し寄せ、ビビった番組の責任者から発言内容の修正を迫られ、本番中に怒鳴られるまでの事態に発展していました。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) August 31, 2017
もちろん、僕は彼の要求を拒否しました。そして降板寸前までいきました。このときはクビになりませんでしたが、正直言って「この体制ではもう、長くはないな」と思いました。
そして案の定、9月で降板となりました。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) August 31, 2017
実は「右翼批判をするな」と番組の責任者に要求された時点で自分から辞めようかと思ってた。
でも、僕が居なくなると誰もテレビの中からワイドショーの集団リンチ文化や、歴史修正主義を批判しなくなると思って思いとどまっていたのでした。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) August 31, 2017
降板のけん、一つだけ補足すると、僕に発言修正を要求した番組P自身は右翼でもなんでもなく、たんに〈面倒を避けたかった〉ので僕を黙らせたがり、そして〈言うことを聞かなかったから〉怒鳴りつけました。なんというか、その事実がただただ情けないです。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) August 31, 2017
そして番組側の説明はあくまで「リニューアルのため」の降板です。笑
詳しいことは昨晩の #木曜解放区 で話しましたので、そちらを参照して下さい。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) August 31, 2017
そして活気づくネット右翼。笑
末期症状だね。一つ言っておくがお前たちがやってることは愛国でもなんでもなく、単に自分の人生がうまくいかないのを左翼や隣国のせいにしているだけの、卑しい八つ当たりだ。 https://t.co/OzA2ZqBwul
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) August 31, 2017
まあ、実際に僕は日本テレビの社員(ちなみに小林景一氏。脇山氏ではありません)からほぼ同内容を要求されて本番中に怒鳴られたりしているので、いまさら驚くほどのことではないか。笑
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) 2017年9月1日
しかし、番組プロデューサーが出演者に発言内容強制するって、マスメディアの倫理として絶対にやっちゃいけないことだと思うのだが、「プロデューサーを納得させられずに怒鳴られるお前が悪い」とか言ってくるバカが出てくるあたり、本当にこの国は末期症状だと思う。笑
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) September 2, 2017
宇野常寛氏は日本テレビの小林景一プロデューサーを名指しで暴露したりしながら怒りをぶちまけており、さらには周囲の反論にも負けじと言い返している。一方のスッキリは一悶着あったことに触れず、あくまで番組リニューアルとして出演者が変わると告知。
▼小林景一プロデューサー。
日本テレビとしては宇野常寛氏の暴露は思いもよらないところだったのだろう。アパホテルの歴史観をめぐっては意見が真っ向から対立し結論が出ないのでここで言及するのは控える。
しかしながら、LINE株式会社、上級執行役員の田端信太郎氏は宇野常寛氏が間違っていると指摘する。
言論弾圧っちゅうよりは、大してメリットない割に厄介だけ起こす出演者で、庇うだけの価値がないっちゅうだけやろなあ。 https://t.co/VatMUoBSz3
— 田端 信太郎 (@tabbata) September 2, 2017
「スッキリ!」ごときに何を過大な期待をwww。 https://t.co/EXxPRWk4IK
— 田端 信太郎 (@tabbata) September 2, 2017
テレビ局のプロデューサーは裁判官でもなんでもなく、ただのサラリーマンでしょ。何を期待してるんですか? https://t.co/ttrcPR2T0A
— 田端 信太郎 (@tabbata) September 2, 2017
要するに俺から見て宇野氏のコメントは無価値なんだよ。宮崎哲也を偏差値10くらい頭悪くしてサブカル、リベラル臭を振りかけた岳。おもんないし、ためにもならんから擁護に値しない。モーリーロバートソンがフジから切られたらビジネス的に正しいかどうかは脇に置いて絶対にモーリー擁護だよ。
— 田端 信太郎 (@tabbata) September 2, 2017
あんなのがネット論壇の代表、ネット世論の代弁者っぽい雰囲気でTVに出てると、ある意味では、ネットメディアにとっては迷惑だ。 https://t.co/kZmZwd5R7O
— 田端 信太郎 (@tabbata) September 2, 2017
「偉い」というか、発注者だからねw 発注者の意向にそうように振る舞うのは、プロとして当然のビジネスマナーでしょ。 https://t.co/jRPGSF4WKh
— 田端 信太郎 (@tabbata) September 2, 2017
日本テレビのプロデューサーといえどもただの雇われサラリーマンで、問題は起こらないのにするのが当然という主張だ。そもそもスッキリはジャーナリズムを追及する番組でも何でもなく、ただの情報バラエティ番組。番組プロデューサーに過度な要求をした挙句、名前を暴露するなどという攻撃を仕掛けた宇野常寛氏にも落ち度があるように思える。
最終的に番組プロデューサーはメリット、デメリットを天秤にかけて宇野常寛氏を切る判断をした。予算を握ってお金を出しているのはプロデューサーなのだからこの決定に文句を言える者はいない。
宇野常寛氏としてはスッキリでは右翼批判は控え、他者に迷惑がかからない自身のTwitterやブログ、書籍などで意見を発信するのが大人な対応だったのではないだろうか。プロデューサーが自分の政治信念に基いて言論弾圧をしたのならこれは問題だが、誰だって自分の仕事のせいで会社に街宣車が押し寄せることになったら困り果て、対策をとろうとするはずだ。
netgeek編集部は高橋がなり社長がマネーの虎でオタクに投げかけた言葉を思い出した。
高橋がなり「僕ね、色々な人間と付き合ってきて、オタクの人を一言で言うと、『自分の感情を優先する人』って思ってるんですよ。他人の感情よりも自分の感情が優先なんです。オタクは他人のことあまり見ないんです。他人の気持ちは関係ないんです。そういう人を僕はオタクって呼ぶことにしてるんだけど、あの…僕は組みたくない」
年商60億円の会社を一代で築き上げた人物の「人を見る目」は確かだ。
参考:マネーの虎で高橋がなり社長(年商60億円)が語った「オタクを雇ってはいけない理由」が物凄い説得力
宇野常寛氏がオタクかどうかは知らないが、話は同じことであろう。自分の損得にばかり執着して相手の立場に立って考えることができない。利害衝突を調整しようともしない。一歩譲ることができない。そして自分のこだわりがある部分を害されると、激怒して見境なく暴れてしまう。
今回、日本テレビプロデューサーと宇野常寛氏の間で起きたトラブルは、高橋がなり社長の言葉通りになっているように思える。
スッキリをクビになった宇野常寛について。あなたはどう思う?
— netgeek (@netgeek_0915) September 2, 2017
何はともあれ日本テレビとしてはこれで問題解決。さぞかしスッキリしたことだろう。
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