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牛乳石鹸の「さ、洗い流そ」キャンペーンが怖すぎると話題に

netgeek 2017年8月16日
 

よりによってなぜ牛乳石鹸がこのようなことをしてしまったのか。サイコパスな雰囲気の広告キャンペーンが展開されているとして消費者にざわめきが広がっている。

一体どのような意図でつくったのだろう…。文章と笑顔が怖すぎる。

おそらく牛乳石鹸としては「何か嫌なことがあったときにお風呂で香りのいい石鹸を使うことで気分をリフレッシュさせてほしい」という願いでこの広告を作ったのだろう。

だがこの広告では、サイコパスな女性が部下をいじめて泣かせた挙句、牛乳石鹸で何事もなかったかのようにリセットする、そして次の日もいじめ続けるというストーリーが想像できてしまう。よりによって写真をモノクロにし、文字を赤色にしたのもよくなかった。

▼ニッコリ笑う女性。夢に出てきそう…。ワタミの渡邉美樹の笑顔に似ている気もする。

炎上マーケティングとして故意にやったのか、それとも広告代理店に丸投げしたらとんでもないものが出来上がったのか。牛乳石鹸は一切沈黙を守っており真相は定かではない。

ネット上ではこれを機に過去の宣伝も見直され、そういえば6月に公開された宣伝動画もホラーだと口コミが広がった。

牛乳石鹸公式動画。

動画には俳優の新井浩文が父親役で出ており、息子の誕生日を無視して飲みに行ってしまう。帰ってきてから奥さんに文句を言われるも風呂に入りながら父親としての自分を自問する。最後に表示されるキャッチコピー「さ、洗い流そ」はその対象が疎ましい家族に向けられていると解釈することができ、ホラー映画さながらの恐怖を味わうことができる。

もちろんもっとハッピーエンドな解釈もできるのだが、映像の雰囲気は終始暗く、多くの人がネガティブな想像をしてしまった。騒動をうけて新井浩文は元AKB48前田敦子のセリフをもじって次のように冗談を投稿した。

気になるのは牛乳石鹸の真意だ。もっと明るい雰囲気のキャンペーンにすればよかったのに、なぜ暗い雰囲気にしてしまったのか。

netgeek編集部で色々と調べるうちにこのキャンペーンには他のポスターもあることが分かった。

(1)これは問題なさそう。

(2)仕事の失敗を洗い流すという意味で問題はない。

(3)こちらはキャッチコピーと文章が合っていない気がしてしまう。

(4)サイコパス。幸せな時間を洗い流す…。

(5)問題なし。

(6)問題なし。

幅広い年代層をターゲットにする牛乳石鹸は部活、仕事、家庭を舞台にし、複数の広告を制作したのだろう。こうして見ていくと「さ、洗い流そ。」というキャッチフレーズが問題を引き起こしているように思える。広告としてストーリーをつくるにはまずネガティブなことがあったと説明してからキャッチコピーを見せる必要があり、はじめのネガティブな部分が意図せずしてブランドイメージを傷つけることになった。

その中でホラーなポスターができたのはおそらく偶然だったのだろう。しかしあまりにもセンスがなさすぎる。広告代理店は電通。このノリで過労死も洗い流すのか?

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