「未就学児連れの入店お断り」岡山県のカフェの英断に拍手が集まる
netgeek 2017年8月16日
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当初は周囲から理解されなかった決定。徐々に事情が分かり、同情の声が集まることに…。
【お知らせ】幼児連れのお客さまが店内設備を破損したり、乱雑に扱われる事が多々あります。その破損等について保護者の方からのご一報もいただけない事が増えております。
やむをえませんが対策として当面のあいだ開店〜17時まで0歳児を除く未就学時連れのお客さまのご入店をお断りさせて頂きます— 珈琲と人 (@coffeetohito) August 13, 2017
珈琲と人が思い切った決定をしたのは8月13日のこと。未就学児というと小学生未満なので要するに小さな子どもを連れた客は一切入店を断るということだ。カフェという客商売でありながらこのような対応をとる店は珍しい。
すべての幼児連れのお客さまがこのような方達ではない事は承知しておりますが、苦渋の決断です。
どうかご了承くださいませ。— 珈琲と人 (@coffeetohito) 2017年8月13日
周囲から反発の声もあがる中、しばらくしてから珈琲と人は1枚の写真を公開した。
弁償してくださいとは言いません。
障子がこの様な状態になったのに、ご報告なしで帰られた保護者の方の態度に大変ショックを受けております…。 pic.twitter.com/YVAoOzTGVa— 珈琲と人 (@coffeetohito) 2017年8月13日
見たところ、子どもがふざけて指でつついたりして破ってしまったようだ。子どもがやることなので仕方がないとはいえ、保護者の責任であることは間違いない。珈琲と人の店主は客が何の報告もなしに黙って帰ってしまったことを問題視していた。
おそらく子供にとっては破ける障子が珍しかったのだろう。珈琲と人は民家を改装したアットホームなお店なのだ。
▼外観はごくごく普通の家。しかし、表札は「珈琲と人」となっている。
▼中はけっこう広い。
▼ぐんぐん奥に進むとすごく落ち着けそうな空間が広がっている。
▼椅子や机も様々なバリエーションがある。
▼こちらは和室。今どきこのようなカフェは珍しい。
▼照明と小物がオシャレ。
こうした内装にこだわったお店がイタズラで損害を受けたということで店主は入店に制限をかけることにしたというわけだ。障子の写真を見た人たちは一目で事情を察し、「店にも客を選ぶ権利はある」と店を擁護し始めた。
珈琲と人は現在、対策を考えており、周囲からも良い案を募集している。
かつてないほど多くの方にご覧いただけて本当にありがたく思います。
ひとつひとつ、すべて拝読させて頂きました。
中でも、幼いお子さまの子育て中にもかかわらずご理解を示してくださる親御さんのコメントには、申し訳ない気持ちでいっぱいです。— 珈琲と人 (@coffeetohito) 2017年8月13日
良い対策を見つけ、いずれ再開できるよう、頑張りたいと思います。
素敵なご提案がありましたら、どうぞお聞かせください(webでも店頭でも)— 珈琲と人 (@coffeetohito) 2017年8月13日
良い対策を見つけ、いずれ再開できるよう、頑張りたいと思います。
素敵なご提案がありましたら、どうぞお聞かせください(webでも店頭でも)— 珈琲と人 (@coffeetohito) 2017年8月13日
日本ではいつの間にか過剰サービスが当たり前になってモンスタークレーマーが幅を利かせる時代になってしまった。そんな中で毅然とした態度で客を選んだ珈琲と人。応援の声が集まる理由が分かった気がする。
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