消防庁「クールビズでエアコン28度設定にするな!熱中症でガンガン運ばれてきてる!」
netgeek 2017年8月9日
|
まずはこちらのニュースをみてほしい。
もともと日本政府は室内温度を28度にするよう推奨していたのだが、それを「エアコンの設定を28度にする」と勘違いしている人が多いという紹介だ。
出典:https://twitter.com/yuruhuwa_kdenpa/status/894496031030693888
消防庁への取材によると職場から搬送されるケースも多く、いかに冷房が正しく使われていないかが分かる。エアコンは必ずしも設定温度通りに室内温度が調整されるわけではないというのがポイント。例えば広い部屋だとエアコンの能力が追いつかず、28度設定にしていても常に29度、30度あたりをいったりきたりしているということもあり得るのだ。
また、日が当たる窓際や風通しの悪い隅の位置だと部屋の温度が局所的に高くなることも。要するにクールビズの基準など信用せずに人間の感覚で暑くない状態にするのが大事だということだろう。
しかしニュースの中でおかしいのは政府がいつの間にか言い分を変えているところ。
環境省はもともと「冷房の温度設定は28度で」と呼びかけていたのに、それがいつの間にか「室内温度が28度という意味だった」という主張にすり替わっている。
▼環境省のポスター。左上に「温度設定は28度で」とある。
冒頭のニュースでは「7割の人が勘違いをしている」と紹介されていたが、これは何も勘違いではなくむしろ正解。政府の推奨が間違っていたと認めるのは気まずいから、大衆が勝手に勘違いしているということにしているのだろうか。一度熱中症になると後遺症が残ることもあるので、室内温度には十分気を使ってほしい。
【おまけ】
なにやら暑いと思ったら何者かによって暖房に変えられていた。犯人はすぐに確保され、檻に入れられることになった。
出典:https://twitter.com/mamehina59/status/893460949679587328
Comments (4)