お金を払わなかった外国人が店員と喧嘩するも、「外国人は悪くない」の声
netgeek 2016年10月30日
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その日、コンビニ店内でアジア系の外国人が「何がいけないんだ!」と叫んでいた。
昼間にもかかわらず、大変な騒ぎになっている。仲裁役として間に入り話を詳しく聞いてみると、外国人が店のドリンクを勝手に持っていってしまったという。コンビニ店員は慌てて引き止めてお金を払うよう要求する。
出典:https://twitter.com/domoboku/status/791948621386125312
だが、外国人は「自分は払う必要はないし、何も間違ったことはしていない」と強く主張する。なにか文化の違いがあるのだろうか。全く理解できない言動に店員は語調を強める。
その後しばらくして外国人は何も悪くないことに気づいた。悪いのはデザインだったのだ。そう、「FREE TEA」は直訳すれば「無料のお茶」。これは逆ギレするのも分かる。
ただし、商品の下には値札がついているので注意深く見れば分かるはず。おそらく外国人はFREEの文字だけをぱっと見てすぐに手に取ったのだろう。そして突然、店員に怒られてお金を要求されたので抗議した。これは誰も悪くない気がする…。
▼FREE TEAはポッカの商品で、皮肉にも「ストレス社会解放応援飲料」らしい。あんたがストレスを生み出しているのだが…。
ポッカ社内ではこのネーミングに対して何か異論はでなかったのだろうか。ストレスフリーの意味でつけたFREEが無料という意味になってしまった。小売店のデータを調べたらこの商品だけ在庫が不自然になくなっている、売上数値が合わないということはないだろうか。
なお、外国人の誤解を招く商品名は他にもたくさんある。
▼サントリーのALL FREE。アルコールがフリー(なし)という意味で、「完全無料」ではない。
▼キリンのFREE。これも勝手に持って行かれそう。
▼続いてキリンのPERFECT FREE。試供品っぽいデザインに見えなくもない。
ちなみにポカリスエットは汗の飲み物だと思われて気持ち悪がられるというのは有名な話。英語の名前をつけるときはきちんとネイティブチェックを通しておかないと後々大変なことになったりするので注意が必要だ。
英語は語順が大切。
SUGAR FREEは砂糖が入っていないという意味で、FREE SUGARは無料の砂糖という意味。例えば海外で売られている「PEPSI FREE」という商品は正しい語順なので誤解を招かない。
ポッカのFREE TEAはTEA FREEに商品名を変えたほうがよさそうだ。このままでは盗まれても文句を言うことはできない。下手したら裁判で訴えても負ける恐れすらある…。
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