【格闘ゲーム架空優勝事件】わざわざ優勝報告の記者会見まで開いて嘘をついた理由が明らかに
netgeek 2016年9月28日
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参考:【炎上】臨時職員の伊藤正裕くん、格闘ゲームの世界大会で優勝したと嘘をついて新聞に掲載される
騒動はすでにテレビで報じられるまでになっている。
疑いが持ちあがってからも「優勝したのは間違いない。本当にフランスに行った」と主張していた伊藤正裕さん(23)はその後、証言を一転させ、虚偽の報告をしたと認めた。その背景には見栄があったようだ。
事件が起きるまでの流れ
(1)同僚に格闘ゲームの世界大会に選抜されたと自慢する
(2)フランスの大会に参加するという名目で上司に休みを申請(休む日は連休になるように選んでいた)
(3)ウェブ上にある海外の写真をパクってFacebookに投稿することで海外にいるように偽装工作を図る
(4)出社後、「優勝した」と自慢する
(5)上司が記者会見を勧め、伊藤さんは承諾
(6)記者会見の資料を自分で用意し「300万円を放棄して次のシード権を選びました」と発表
(7)虚言疑惑が浮上するも「ゲームセンターレベルの小さな大会だった。携帯は壊れたので証拠はない」と話す
(8)嘘を認める
なんとなくではあるが、記者会見を勧めた上司が伊藤さんの嘘に気づいていた気がする。遊びを理由に休みを申請している時点で心象は最悪なので懲らしめたいという気持ちもあったのではないか。ただし、記者会見を開くに至った経緯については上司が勧めたというよりも伊藤さんが自ら申し出たという報道もある。
男性は「フランスには行っていません。周囲に行くと言った手前、引くに引けなくなってしまった」と説明し、情報を報道機関へ提供した市産業部長は「私の見る目がなく、だまされてしまった」と訂正を求めたという。
市によると、25日に男性から所属する課の上司へ「フランスのゲーム大会で優勝した」と報告。翌26日、男性が「記者へ情報提供したい」と話したため、同日1時間程度の記者会見を開いたという。
http://www.sankei.com/entertainments/news/160928/ent1609280006-n2.html
確かに伊藤さんは満面の笑みで各メディアの写真に写っており、ノリノリだったように見える。普段満たされることのない自尊心がいっぱいになって最高の気分といった表情だ。
もし自分が嘘をついていることを自覚しており、上司にせかされて嫌々会見を開いたのならば、ここまでの笑顔はつくれないだろう。嘘をついているという罪悪感でもっと固い表情になるはずだ。普通の人ではないとんでもない大物という印象を受ける。
Facebookで繋がっていた友人たちはすっかり騙されてしまった。
祝勝会は開かれたのだろうか。伊藤正裕さんのFacebookでの偽装工作についてはちょっとした嘘というレベルの話ではなく、手をかけて海外の写真を集め、ドイツ経由でフランスに行ったと細かな設定までつくったうえで投稿しているところが悪質だった。
幸か不幸か新聞各社は伊藤さんを非常に大きく扱ってしまった。
海外のゲーマー達もこの珍事を大いに話題にしており、伊藤正裕さんはギルティ伊藤として有名になってしまった。虚偽の申請で休みをとったことは処罰の対象になるだろう。今後は「ギルティギアを死ぬ気で練習して本当に優勝するしかない」という声があがっている。
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