メディア「貧困女子高生を税金で支援すべきという意見が急増中です」→本当かどうかアンケートをとってみた
netgeek 2016年8月31日
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当初の記事: 【炎上】NHKに自称「貧困女子高生」が登場するも豪遊発覚。同級生も怒りの告発
擁護派の意見は「女子高生が相対的貧困というのは事実であり、過度なバッシングは控えるべき」というものだ。
うららさんは母子家庭で確かに世帯収入は少なく、番組中では「PCやエアコンはとてもじゃないが買えない。専門学校の入学金も払えない」と主張していた。しかし、うららさんがプライベートで使っているTwitterとInstagramが特定されると状況は一転。極度の浪費癖があり、節約すれば必要なものは買えるということが判明した。
優先順位としてはまず無駄遣いをやめてから税金の支援を求めるべきだろう。だが、擁護派は「多少の贅沢は人間として生きるうえで認めてあげるべきで、うららさんの家の収入が少ないのは間違いない」という見解を崩さない。
そしてここにきて各メディアと一部の有識者は、「ネット上ではバッシングの声が過熱しすぎている」と報じ始めた。
自称貧困女子高生を支援するべきかどうかは難しい判断であろう。税金で現金を支給するのは不公平な気もするし、支給の線引きについては生活保護問題と同じリスクをはらんでいることは間違いない。一体どこからどこまでを貧困と認めるべきなのか…。
また、Business Journal(サイゾー)の誤報はさらに擁護派を活気づけた。
次のとおり訂正してお詫びします。 まず、「取材の映像でも、少女の部屋はモノで溢れており、エアコンがないと言っているにもかかわらず女子高生の部屋にはエアコンらしきものがしっかりと映っている」と報じましたが、実際には、女子高生の部屋にはエアコンはなく、取材の映像にエアコンらしきものがしっかり写っているという事実も確認できませんでした。当該記事は外部の契約記者が執筆したものであり、NHKに取材をして回答を入手したと記述しておりましたが、実際には回答を入手しておらず、当編集部も確認を怠った責任があります。
また、「今回の疑惑に対しNHKに問い合わせのメールをしてみたところ、「NHKとしては、厳正な取材をして、家計が苦しく生活が厳しいという現状であることは間違いないと、担当者から報告を受けています。ですので、ネット等に関しましては、取材の範囲ではありません。但しご意見は担当者に伝えます」との回答を得た」と報じましたが、実際には、弊社はNHKに取材しておらず、回答は架空のものでした。
弊社は、今回の記事において、何ら根拠なく、「NHKがまたやらせ問題で揺れている」「貧困は社会が抱える大きな問題だが、だからといって報道でそれを捏造してしまえばたちまち矮小化されてしまう」などと報じることで、読者に対し、あたかもNHKが「やらせ」「捏造」を行ったかのような印象を与えたことにつき、取材が十分ではありませんでした。NHKに対し、深くおわびいたします。(略)
サイゾーが運営するBusiness Journalでは「貧困JKの家には本当はエアコンがある」と報じていた。NHKの映像の中でエアコンらしきものが映り、また家の前には室外機が設置されていたから間違いないと判断したのだろう。
だが問題はNHKに取材して裏を取ったと書いていたにもかかわらず、それが完全に虚偽だったこと。驚いたことにNHKの回答は記事を書いたライターが捏造したものだったという。ちなみにBusiness Journalは過去に「軽自動車が軽油で走る」というとんでもない記事を公開して日産自動車が注意を呼びかけるほどの騒ぎになったこともある。
参考:【炎上】サイゾー運営のBusiness Journal「軽自動車が人気なのは燃料が軽油だから」
さて、これらの動きの中で当然ながら貧困JK擁護派は鬼の首を取ったように声を大きくする。ネット上では賛否両論が巻き起こり、どちらが多数派なのかすら分からなくなっている状態だ。
そこでnetgeek編集部では以下のようにアンケートをとってみた。
NHKが報じたことで炎上した貧困JKについて賛否両論が巻き起こっています。金銭的支援を求める女子高生に対してあなたはどちらの意見ですか?
— netgeek (@netgeek_0915) August 31, 2016
子どもの貧困対策についてはすでに億単位の税金が投入されており、うららさんがスピーチをした「かながわ子どもの貧困対策会議」には840万円もの予算が割り振られている。さらに共産党に至ってはここぞとばかりに貧困女子高生集団「JK8」を新規に立ち上げた。
参考:神奈川県が323億円の予算で子どもの貧困対策へ←貧困JK報道の狙いはこれだった!!!
貧困JK問題はすでに感情論ではなく政治の問題にまで発展しているのだ。ここで、税金を支払っている国民の意見としてどちらが多数派なのかをはっきりしておくことは重要。あなたも意見を発信してほしい。
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