女子高生起業家・椎木里佳の「ボロボロな人に牛丼をおごってあげようとした話」が偽善だと炎上
netgeek 2016年7月17日
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炎上したのはこちらの2つの投稿。
車に乗っている時に、窓の外に牛丼屋の前でボロボロになっている服を着て、1人で立ち止まってる男性が見えた。財布の中身をチェックしてから諦めたようにカートを転がして行ってしまった。
その時、お金を握りしめて車から降りようと思った。でもできなかった。やらなかった。→続— 椎木里佳 (@rikashiikiamf) July 11, 2016
バカにされてるって思われたらどうしよう。
もし私のこと知ってたらどうしよう。
そんなダサい感情が邪魔をしてできなかった。
車を降りることが正解じゃないかもしれない。
でも、今度は降りてみようと思う。勇気を出して、ここの牛丼屋いいですよね、よかったらと声をかけてみよう— 椎木里佳 (@rikashiikiamf) July 11, 2016
目の前で困っている人に対して手を差し伸べようとするも、様々な葛藤が頭のなかを駆け巡り、行動に踏みきれなかったというもの。「ダサい感情」と現代的かつ文学的な表現をしたうえで次回は声をかけると決意を表明している。
内容自体はいい話なので決してバッシングされるものではないはずだ。しかし、今や多数のアンチを抱える椎木里佳社長のもとには「偽善だ!」という反発の声が殺到することとなった。
・ただのいい人アピール
・人を見下している
・作り話でしょ
・超上から目線で嫌なやつ
・お前が稼いだ金じゃなくて親の金だろ
・寄付は自分の金でやれ
・ただの自己満足じゃん
・本当にそう思ったとしてもわざわざTwitterに投稿するのがいやらしい
・私も港区の大きな家に生まれて親の金で慶應幼稚舎から大学まで行って親の金で会社つくって貧乏人に金を渡して社会貢献したいと思いました
※椎木里佳社長の父親は株式会社ディー・エル・イー(東証一部上場)の椎木隆太社長。
▼さらに「ボロボロな服を着て待っているので早く来てください」という人も絡んできてしっちゃかめっちゃかに。
画像出所:アノマロくん@宅浪@takamarukyokaさん
不思議なことに椎木里佳社長の決意に対してその心構えを褒めるコメントは全くといっていいほど見つけることができなかった。アンチはそれほどまでに多いのか。
▼ちなみにひとつ前の投稿はカフェにいた男性を「おっさん」とdisるものだった。
カフェでおっさんに、隣を指差して、ここ空いてる?と言われ、空いてますよと言ったら、俺が買ってくるまえに机離せ、と。
一人席空いてるのにもかかわらず。自分より年下だったら初対面でも、タメ語で失礼なこと言ってもいいと思ってるのか、大丈夫か。— 椎木里佳 (@rikashiikiamf) July 11, 2016
これには「里佳ちゃん、せめて『おじさん』にして」という返信が…。こちらもまた900以上もリツイートされており、騒ぎになっていた。
その後、椎木里佳社長は炎上を受けて、次のようなコメントを発表した。
生まれた環境も境遇も選べないし、自分が勝ち組でも負け組だとも思わない。恵まれた環境で育ってきたのは事実。ただ、恵まれた環境に生まれたからには、責任やミッションがあると思う。ぬるま湯でぬくぬく暮らせる環境から、自ら熱湯に足を突っ込むチャレンジをしてきた自分の事を、誇りに思っている。
— 椎木里佳 (@rikashiikiamf) July 13, 2016
きっちりと正当なことを言っているが、これにも負けじと言い返すのがアンチの面々。「大学は内部進学でぬるま湯だろ」「親の金で経営ごっこしてそれが熱湯?失敗しても助けてもらえるじゃん」「会社の事業実態がないのに何がチャレンジなのか」「勝ち組の意見でしかない」などというコメントが集まっている。
内容の是非はさておき、椎木里佳社長はホリエモンに似ている気がする。
ライブドア時代、そして現在の堀江貴文氏は自分が思ったことをはっきりと言ってのけ、その正直な生き方が多くのファンをつくるとともに強烈なアンチをも生み出した。批判をもろともせずにただ前進する椎木里佳社長はどことなくホリエモンと重なって見えるところがある。シイキモン…ちょっと言いにくいか…。