安倍首相の秘書が猛抗議!報道ステーションが党首討論の終了時間を遅らせて印象操作していた
netgeek 2016年6月23日
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もともと安倍首相はフライトの関係で18時終了を厳守という条件で報道ステーションへの出演を承諾していた。
テレビ局側もそれを重々承知していたはずだ。しかし報道ステーションはきちんとスケジュール通りに進めず、予定の18時を過ぎた後も質問を投げかけた。結果として、事情を知らない視聴者は安倍首相が一方的に「逃げた」「議論を放棄した」という印象をもった。
これにブチ切れたのが安倍首相の秘書。
▼今回の報道ステーションの対応にFacebookで反論した。かなり長文で気合の入った文章だ。
報道ステーションの対応にはあきれました。まず時間を守らない。昨日(21日)は「大分へのフライトの関係で18時終了を厳守して欲しい。」と出演交渉をしたところ、テレビ朝日側が「18時の終了を厳守するのでやりたい。」との収録時間の厳守を条件に了解しました。にも関わらずこちらが席を立たなければならない事をわかっていて18時を過ぎてから質問を投げかけ、あたかもこちらが打ち切った様な印象を与える演出は卑怯です。
(中略)
そして民主党政権時の参議院選挙では菅首相(当時)はテレビ朝日の番組への出演を拒否していますので、テレビ朝日では党首討論は行われていません。その事は伏せて「安倍総理の都合で報道ステーションでは選挙前に一回しか行われていない、もう一回」と言うのは実にアンフェアです。 菅政権の時はテレビ朝日では0回、テレビ党首討論は4回。 対して今回行われる党首討論は先日行われたニコニコ動画を入れれば実に6回です。その現実も伏せて安倍総理は党首討論から逃げていると印象操作はフェアではありません。
「時間を守る」のは社会人として最低限守るべきルールだ。しかしながら報道ステーションは終了間際にあえて質問を投げかけることで安倍首相が党首討論を一方的に打ち切ろうとしたと視聴者に印象づけようとした。その後、誤解で安倍総理の行動が問題視されたのだから秘書が怒って抗議するのも無理はない。
今回行われた党首討論について四大新聞の中では朝日新聞と産経新聞がニュースとして取り上げている。
▼朝日新聞は、スケジュールが1分遅れたことを理由に安倍首相がテレビ局側に怒ったと報じており、ピントがずれた報道という印象を受ける。なぜ報道ステーション側の落ち度に言及しないのか。
「飛行機の予定が… 首相、収録時間超過に強く抗議 テレビの党首討論」
安倍晋三首相が21日、テレビ朝日「報道ステーション」の収録後、終了時刻が予定の午後6時より約1分過ぎたことに腹を立て、司会者に「6時までと言ったじゃない。時間を守ってもらわないと困る。飛行機の時間があるんだから」と詰め寄る場面があった。
▼産経新聞では党首討論が予定されていないことを非難。秘書の言い分とは食い違いがあり、不自然に民進党寄りな気がする。
安倍晋三首相(自民党総裁)は21日、テレビ朝日番組で行われた与野党9党の党首討論の収録で、7月10日の参院選投票日前の約2週間に党首討論が予定されていないことについて、民主党(当時)政権時代の菅直人元首相の対応を引き合いに出して釈明した。
http://www.sankei.com/politics/news/160621/plt1606210055-n1.html
また、朝日新聞は以前、同じやり方で安倍首相が質問を打ち切ったかのように見せかける印象操作に手を染めていた。
一国の将来にかかわる重要な選挙であるにもかかわらず、メディアが政策の内容を置き去りにするような小手先の印象操作や偏向した報道に走るとはあまりにもレベルが低いといわざるを得ない。直近で言えば、麻生太郎大臣が言葉尻を捕らえられて理不尽にメディアリンチに遭う事件も起きた。
参考:麻生太郎の暴言疑惑「90歳になっていつまで生きてるつもりだよ」の真実
必要なのは視聴率が取れるセンセーショナルな報道ではなく、各政党の政策の違いや重要な論点、将来への影響を視聴者がきちんと理解できるように公平に情報を伝えることだ。報道ステーションにはメディアのあるべき姿を思い出して頂きたい。
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