民進党の玉木雄一郎議員「リーマンショックという言葉が英語資料に出てこないのは悪質な情報操作だ」→それ和製英語。the financial crisisで出てる
netgeek 2016年6月2日
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5/31、玉木雄一郎議員はプレゼン資料の日本語版と英語版を比べて情報操作が行われていると陰謀論を主張した。
「リーマンショック前に似ている」と総理が説明した4枚の資料の英語版を見て驚いた。日本語版には11か所も登場した「リーマンショック」という言葉が英語版には一度も出てこない。日本語版にはあるカッコ書きの説明部分もない。悪質な情報操作だ。 pic.twitter.com/lEFZLGIUVX
— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) 2016年5月31日
▼日本語版。「リーマン・ショック」という言葉が出てきており、危機を警告する内容となっている。
▼英語版。確かに「Lehman Shock」という言葉は出てきていない。玉木雄一郎議員はこれを安倍総理の意図的な操作と捉え、声高らかに叩き始めた。
しかしながら、少しでも金融を学んだことのある人であれば、「リーマン・ショック」という表現は日本のみで使われる和製英語のようなものであり、海外では一般的に「the financial crisis」と呼ばれることを知っているはずだ。経済学部の大学生でも英語の文献を読んだときに「the financial crisis」はリーマン・ショックと訳すということを学ぶので多くの人が知っている。
もちろん冒頭のツイートには即座に誤りを指摘し、訂正を求める声が殺到した。だが、玉木雄一郎議員は自らの無知を恥と感じたのか、とんでもない言い訳を始めた。ここから先は大変見苦しい言い訳のオンパレードをみてほしい。
3時間後、玉木議員はあたかも和製英語と知っていたかのようにツイートした(削除済)。
慌てて無知を隠すために投稿したので後からもっといい言い訳が思い浮かんで消したのだろう。残念ながら一部始終を観察していたnetgeek編集部ではこんなこともあろうかとキャプチャを撮っておいた。
その後、「和製英語ということは当然認識しています」。
リーマンショックは和製英語で英語ではthe financial crisisではないかと指摘をいただいていますが当然認識しています。英語版にはそのthe financial crisisが6回しか出てこないのに日本語版にはリーマンショックが倍の12回も出てくることの不自然さです。
— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) May 31, 2016
冒頭のツイートでは「リーマン・ショックという言葉が一度も出てこない」と言っていたのに「6回しか出てこない」にすり替わっている時点でおかしい。素直に知らなかったと謝罪すればいいのに、プライドだけ高くて自分のミスを認めたくないだろう。
ちなみに玉木議員は東京大学法学部を卒業後にハーバード大学ケネディスクールを出たインテリ派。英語はもちろんできるはずなのに、日頃の勉強不足がたたったようだ。周囲からは「言い訳するな」「早く安倍総理に謝れ」と叩かれまくる。
さらにその後。苦しい言い訳を続ける。
ちなみに、Lehman Shockが和製英語ではないかとの指摘をよく聞きますが、外国の投資家さんなどと話していても、今や必ずしもそう言い切れなくなってきてると思われます。例えば、CNNの記事や外務省の出す外交青書でも使われています。 pic.twitter.com/2ry5twwgC0
— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) 2016年5月31日
▼外務省の資料。冒頭に「Lehman Shock」とあり。
▼CNNの記事。最後から2行目に「Lehman Shock」と出てくる。
外務省のほうは日本人が書いた文章なのでともかく、CNNのほうはテンプル大学日本校のJeff Kingston(ジェフリー・キングストン)という日本在住の政治学者が書いたものなのでここで証拠として出すには不適切であることは言うまでもない。
自分が正しいということを無理矢理主張するために都合のいいデータを探す様は大変見苦しく、周囲ももはや呆れ返っていた。
安倍総理をはじめ自民党を叩きたいあまりに過度なバイアスがかかった状態の民進党議員、一度頭を冷やす必要がある。 勘違いと気づいても訂正しない玉木雄一郎議員には「悪質な情報操作だ」という言葉をそっくりそのまま返したい。
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