自衛隊の海賊対策に反対するピースボートがソマリア沖で自衛隊に護衛される
netgeek 2016年5月19日
|
5月3日〜4日に、海賊による被害が多発しているソマリア沖で日本の非政府組織ピースボートの旅客船を自衛隊が護衛したことが分かった。
ピースボートは海賊対策での自衛隊派遣に反対を表明しているため、主張と行動が矛盾しているのではないかと非難が集まっている。
▼アフリカのソマリア沖で護衛されるピースボートの旅客船。
ピースボートは2009年にもソマリア沖で自衛隊による護衛を受けている。旅客の安全を第一に考えての判断ということなのだろうが、今回の行動が身を以て自衛隊の海賊対策を肯定する結果になったのではないか。
ピースボートは1983年に早稲田大学の学生によって設立された非政府組織である。
▼もともとは国際交流を目的として設立された。
▼街中でこういったポスターを目にした事のある人も多いだろう。同団体は船舶旅行を主催している。
参考:「地球一周旅行99万円」のポスターを街のあちこちで見かけるのには驚きの理由があった!!
▼辻元清美衆議院議員も設立者の一人。
ピースボートは船舶旅行の主催だけでなく、地雷の廃絶・環境問題・脱原発・グローバル9条キャンペーンなどの政治的・外交的な活動から東日本大震災への支援など多岐にわたる活動を行っている。自衛隊の海外派遣に関しては反対の立場を表明。
今回の一件についてネット上では「理想と現実とのギャップが見えていない主張はただの机上の空論にすぎない」「自衛隊の海外派遣が正しいと身をもって証明している」「平和や治安を維持するためにはコストがかかるのだと理解すべき」など様々な議論が巻き起こっている。