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日本オリンピック委員会で内乱勃発!竹田会長「知る由もなかった」 VS 幹部「知ったうえで契約した」

netgeek 2016年5月17日
 

JOC(日本オリンピック委員会)の竹田会長と幹部の証言に食い違いが生じ、矛盾が生まれている。不正招致が明らかになり始めた今、組織内部では内乱が起きているようだ。

まずは複雑なお金の流れを分かりやすく解説しておきたい。

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竹田恒和会長をトップに据えるJOCはオリンピック招致にあたりロビー活動などのアドバイスをしてくれるシンガポールのコンサルタント会社と契約を結び、約2億2000万円を2回に分けて送金した。そして後にこのコンサル会社は実はただのペーパーカンパニーであり、裏で国際陸連前会長ラミン・ディアク氏の息子であるパパ・ディアク氏と繋がっていることが分かった。

ここで焦点になるのが、JOCはコンサル会社とパパ・ディアク氏が繋がっていることを知っていたのかどうかということだ。裏の繋がりを知っていれば不正招致は確定する。

JOCはメディアの取材に対し、次のように答えている。

▼まず、コンサル会社と2億超という莫大な金額で不自然に契約した理由について。「陸連に近いコンサル」という表現にとどめ、パパ・ディアク氏との繋がりについては言及していない点に注目。

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▼その後、国会に呼び出された竹田恒和会長は直球の質問を受け、「契約したコンサル会社とディアク親子との裏の繋がりは知る由もなかった」と疑惑を否定した。

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だが、この回答にはかなり不信感が残る。そもそも2回目の送金は「成功要因分析として支払った」とする説明も、かなり怪しく、実質的に成功報酬だったという線が濃厚だ。ちなみに政治家の橋下徹氏はTwitterにて「2億以上もの大金なのだから正当なコンサル費のはずがないだろ!」と強い口調で非難している。

一般の感覚からいっても裏金としか思えず、パパ・ディアク氏がイギリスに逃亡したことからも竹田恒和会長が黒い取引に手を染めていたとしか考えられない。

さて、ここでJOCの幹部が新たな発言をしたことで会長の発言と矛盾が生じた。なんと「繋がりは分かったうえで契約した」と言ってしまったのだ。

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これには竹田恒和会長も驚いただろう。おそらくフランス当局が動き始めてからJOC内部では絶対に不都合な真実を話さないよう上から命令が下ったはずだ。今回、匿名の幹部はその命令に背き、正直に黒い取引だったと認めてしまった。

約2億2000万円の金が振り込まれたブラック・タイディングス社。ただのアパートの一室だった。

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今回の取引には電通も絡んでおり、こんな怪しい会社にコンサルを頼むなど通常では考えることはできない。それだけにブラック・タイディングス社の代表がパパ・ディアク氏と繋がっていると知っていたと捉えるのが自然だ。あっさりと部下に裏切られた竹田恒和会長、もう完全に詰んでいるので早く正直に話したほうがいい。

合わせて読みたい:【速報】不正招致が確定すれば2020オリンピックはロンドンに変更

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