石垣が崩れた熊本城、文化財課が通し番号をつけているから元に戻せる説が浮上!日本SUGEEE!!!!!
netgeek 2016年4月28日
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まずは熊本城の現状からみておきたい。
▼建物の倒壊こそ免れたが、石垣はこの通り。
▼緊密に設計された石垣は一箇所でも間違えば再現できない。これを修復するのは大変そうだ。
▼石は道路にまでなだれ込んでいた。唯一無二の材料なので紛失したら大変だ。
▼外国人観光客も多く、絶対に残す価値のある熊本城。ここで歴史が途絶えてしまってはもったいない。
さて、この熊本城についてネット上では「文化財課が石に通し番号をつけているので大丈夫」という噂が流れ始めた。
歴史的建造物を保存するためにそこまでしているものなのか。調査したところ、噂はあながち間違いではなく、2013年に石垣を一度崩して修復作業を行っていたことが分かった。作業では石一つ一つに番号を割り振って識別できるようにしている。
そのときの様子を個人ブロガーが撮影していたのでご覧あれ。番号が付けられた石垣は必見だ。
加藤神社に初詣をした後、人の流れに沿うように「熊本城」へ 今しか見ることができないものがあったからなんですけどね
さ、今しか見られない物とは~~ コレです!!!!
こ~んなにたっくさん\(^o^)/
番号までついています
これで元通りに積み上がるのか不思議~(~_~;)
熊本城復元整備計画のひとつである石垣修復 美しく凛々しい城を未来に残すことも現代の我々の義務ですよね 保存修理に携わる皆さん、よろしくです!
気が遠くなるほど大量の石をきちんと管理する様はさすがの一言。おそらく世界的にみてここまで丁寧な仕事をするのは日本ぐらいなのではないか。このときのデータがまだ残っていれば修復するのは容易であろう。通し番号がつけられているという噂はここからきたものと思われる。
ただし、熊本城の完全な修復については作業が難しい箇所もあり、億単位の予算と年単位の時間がかかると見積もられている。
石垣はいっそのこと全て取り払って新たな材料で1から作りなおしたほうが早いのだが、そうすると歴史的な価値が失われてしまうのが惜しいところ。今後は地道に取り組んでいくしかないだろう。
なお、熊本城では「一口城主」という制度を設けており、すでに6億円もの支援金が集まっている。(現在は事務が多忙につき一時募集停止中)。日本の価値ある建造物を残そうとする姿勢は素晴らしい。熊本城の今後はその道のプロにお任せするとして一般人は暖かく見守っていきたい。
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