堀江貴文が副業禁止をぶった斬り!「会社が社員に副業禁止を押しつける正当な理由なんてない」
netgeek 2016年3月3日
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不運にもマイナンバー制度が始まってから副業はほぼ確実にバレるものになってしまった。ホリエモンは以前より、会社は副業を認めるべきというスタンスを貫いており、むしろ一つの会社にしがみつくのではなく複数の仕事を掛け持ちする時代が来ると予見している。
さてホリエモンチャンネルvol.634は会社が社員に副業禁止を課す理由について。
「副業禁止は経済を停滞させるだけのような気もします。給料は一つの会社からしか貰ってはいけないというのは何故でしょうか?」
これに対してホリエモンは端的に「別に理由はないでしょ」とバッサリ。
一応企業側が説明する正当な理由としては「本業に集中できなくなる心配があるから」「ノウハウを流用されると困るから」「機密情報の流出の恐れがあるから」などというものが口実に使われる。しかし、実際はせっかく捕まえた奴隷をできるだけこき使って搾取したいからというのが本音なのではないだろうか。法的にはあまり有効性は認められていない。
なお、ホリエモンはその後、昨今はマイナンバーで副業がしにくくなっているものの、今後については「副業を許可する会社が増えてくると思います」と予想した。
海外では複数の仕事を掛け持ちするのが一般的になっており、うまく仕事量を調整できる仕組みは「ワークシェアリング(ワーキングシェア)」などと呼ばれることがある。会社の業績が悪くなったらリストラに踏み切るのではなく、みんなの労働時間を減らして調整していくという先進的な方法だ。
直近ではロート製薬が副業を解禁したことがニュースになった。
もっとも現状の日本の法律では複数人を雇うよりは一人を長時間働かせたほうが安上がりなので、今後ワークシェアリングが普及するには労働法の改正が必要不可欠といえよう。ホリエモンが主張する通り、そもそも副業禁止にするまともな理由はない。近い将来、副業を禁止している会社は時代遅れという未来が来るかもしれない。
合理的なホリエモンが非合理的なルールを切り捨てる動画はこちら。
副業を禁止する会社が多い一方で、長い目で見れば副業を許可したほうが人材が育つという見方も出てきている。業務を飛躍的に向上させるには意外と他業種の経験が役に立ったりするからだ。同質的な集団が同じ仕事ばかりしていては進歩はない。あと10年もすれば大手もこぞって副業を解禁しているかもしれない。
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