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体育は健康を良くすることに本来の意義があるのに順位付けして運動が苦手な子を運動嫌いにするのは本末転倒

netgeek 2016年2月7日
 

日本の常識は世界の非常識。誰もが疑わなかった日本の慣習も、海外からみればおかしな奇習として目に映ることがあるものだ。

フィンランドの小学校の校長先生が発した一言が本質を突くものだと大きな注目を集めている。言われてみればその通りだ。

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これらの画像はTwitterユーザーの「明智小冬‏@Akechi510」さんがアップして大きな支持を得たもの。とりわけ、運動が苦手だった人から「体育は苦痛でしかなかった」「50m走でいつもビリで辛い思いをした」「チーム競争だと迷惑をかけるのが嫌だった」などという経験談が寄せられた。

もともと運動神経は生まれつき決まっており、いくら努力しようとも超えられない壁があることは皆さんご存知の通り。例えば競走馬は最も足の早さに影響するのは「血筋」だと言われており、後天的にエサやトレーニングでタイムをあげようとしても限界があるのだ。

本来の体育の役割は、子供を運動させることで健康的にすること。それがどうして競争を促すようになったのか。

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フィンランドの校長先生の発言は核心を突いている。マラソン大会の順位がその後の社会生活で一体どのような意味をもつのか。なお、海外では自分の体にあったペースで走れるように、脈拍や呼吸を測定しながら個別に走る科学的なトレーニングが導入されている。

競争が社会の進歩を促すことは確かだ。しかし、学校の体育については競争させることに意味はないと言わざるをえない。今回のフィンランドの校長先生の発言は海外からの貴重な意見として素直に受け止め、今後の改善に繋げたいものだ。

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