【炎上】SMAP解散についてコメントした作家が「新聞に発言を捏造された」と怒りの告発
netgeek 2016年1月15日
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順を追って説明しよう。1/13、梶尾真治氏は取材の依頼があったとツイートしていた。全てはここから始まる。
梶尾真治氏が1999年に発表した長編小説「黄泉がえり」は2003年に草彅剛主演で映画化された。記者はその縁でコメントを依頼したということなのだろう。しかし、当の本人は「なに間違ったのか」「よりによって何故に私に」と書いているように、意見を述べる立場ではないと捉えていたようだ。その後、楽観的な捉え方でいるとフランクに返し、正直な心中を吐露した。
しかし、翌日の1/14、新聞に載っていたのは信じられないような文章だった。なんだこれは…!!!
SMAP解散について全く言及していないことが書かれているではないか。前向きでひどくポジティブなコメントは取材した記者の作文か。真実を伝えるべきメディアが、まるで情報統制のようなことをしている実態が明らかになり、何か恐ろしいものをみてしまったような気分がした。
その後、この怒りの告発ツイートはTwitter上で大拡散され、大騒ぎになった。梶尾真治氏の娘さんの目にもとまったようだ、
だが、梶尾真治氏は毅然とした態度で自分は何も間違ったことはしていないと堂々としている。新聞記者が想像で仕事をし、作家のほうが現実と戦うとは、もはや立場が逆ではないか。周囲からは「立川談志が『新聞で正しいのは日付だけ』と言っていた」「名義貸しのアリバイ作りですね」などというヤジも飛んだ。
この捏造をやらかした新聞がどこなのか詳細は不明。もしご存知の方がいればコメント欄に書き込むかnetgeek編集部の問い合わせ先まで連絡してほしい。
さて気にかかるのはどうしてこのような事態が起きたのかということだ。SMAP解散については各メディアが大々的に取り上げる一方で、ジャニーズ事務所を敵に回さないように伝え方には細心の注意を払う必要があるとも言われている。
何かジャニーズ事務所側から圧力があって差し障りのない文章に変えられたか、それとも記者が普段から適当に仕事をしているということなのだろうか。いずれにせよ、新聞というメディアが真実を報じない信用足らないものであることは十分に分かった。
2015年、国境なき記者団が発表した「世界の報道自由度ランキング」で日本は61位という不甲斐ない結果になり、ジャーナリズムについては韓国(60位)よりも劣っているということが明らかになった。報道の一翼を担う新聞記者は適当に翻訳しても飯が食える戸田奈津子ではないのだからしっかりと正確な取材と執筆をしてほしいものだ。
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