14人の文豪の書斎まとめ。その空間は驚くほど洗練されている
netgeek 2015年12月16日
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まずは、明治・大正時代の文豪達の書斎から見ていこう。
▼こちらは夏目漱石の書斎。部屋には大量の本が置かれているが、机の周辺は綺麗に整頓されてある。
▼次の2枚は芥川龍之介の書斎の写真だ。物が整頓されて置かれていることが分かる。
そろそろ、皆さん、お気づきだろう。文豪達の書斎はとにかく綺麗なのだ。
次に昭和時代の文豪達の書斎を見てほしい。
▼日本初のノーベル文学賞受賞者、川端康成の書斎。机に置かれているのは辞書と筆と紙だけ。原稿を書くためだけの書斎のようだ。すごく心が落ち着きそう。
▼こちらは三島由紀夫の書斎。三島は小説家以外にも劇作家、評論家、政治活動家などとしても活動していた。色々な情報を集めていたからだろうか、他の文豪達よりも本が多い。ただ、整理整頓はできている。
▼学生時代と思われる大江健三郎の部屋。狭い部屋に置かれているのは学習机とベッドだけのようだ。
▼そして、こちらは藤沢周平の書斎。作品が映画やテレビドラマになることが多かったためか、他の文豪の書斎にはないテレビが置かれている。
▼芥川賞、文化勲章など多くの賞を受賞した井上靖の書斎はこちら。大豪邸の中の広々とした書斎だ。これまで見てきた中では一番広々としている印象を受ける。
最近の人気小説家達の書斎もチェックしておこう。
▼こちらは石田衣良の書斎。書斎というよりはオシャレなオフィスといったイメージ。
▼余計な物は一切見当たらない。天井が高くて開放感があり、とても仕事が捗りそうな部屋だ。
▼次に村上春樹の書斎。右側に写っている棚には大量のレコードが収められている。そして、机の前には大きなスピーカー。レコードを聴くと良いアイデアが浮かぶのだろうか。
昭和から平成に時代が変わり、原稿は「紙に書く」ものから「パソコンに打つ」ものになった。文豪達の書斎も時代に合わせて変化している。
海外の有名な小説家達の書斎も紹介したい。
▼こちらはヘミングウェイの書斎。丸みを帯びた机を主役にしたなんとも暖かみのある部屋だ。
▼「ハリーポッター」の作者、J.K.ローリングの書斎は小さな丸テーブルが置かれているだけでとてもシンプル。ここであの名作が生まれたのか!
ほとんどの文豪の書斎は共通して「綺麗でオシャレ」。しかし、中には書斎が異常に汚い文豪も存在する。
▼こちらは安部公房の書斎。床には本や原稿らしきものが散乱。机が散らかっているため膝の上に原稿を置いて執筆している。
▼そして、こちらは坂口安吾の書斎。足の踏み場もないゴミ屋敷状態だ。ここが書斎なのかすら怪しいところ。片付ける暇があれば原稿を書いていた方がマシだと言わんばかりの顔をしている。
▼ついでに、とある漫画家の部屋も紹介したい。写真に写っている人物は「幽遊白書」や「HUNTER×HUNTER」の作者、冨樫義博だ。こんな汚い部屋からよくぞ人気漫画が生まれたものだ。
一部の変わった文豪や漫画家を除いて、有名な作品を世に送り出した人のほとんどは綺麗な仕事場で作業をしている。仕事が上手くいかないと悩んでいる人は部屋の掃除を始めてほしい。きっと良いアイデアがふつふつと湧くようになるはずだ。
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