イラクで「ブルジュ・ハリファ」よりも高い超高層ビル「花嫁」計画が進行中
netgeek 2015年12月16日
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参考:Architect releases plans to build giant ‘Vertical City’… in IRAQ
こちらは現在、世界一高いビルとして名高い「ブルジュ・ハリファ」の写真。アラブ首長国連邦ドバイにそびえ立つ。
高さは828メートルで160階建て。世界の完成済みの超高層ビルの中では、高さは圧倒的な1位で、2位の上海中心(高さ632メートル)に196メートルも差をつけている。
そして、イラクで建設が予定されている「花嫁」という超高層ビルはこちら。すげええええええええええ!!!
ビル群が小さく見える。建設予定地はイラク南東部に位置するバスラという港町。イラク唯一の原油積み出し港として急速に発展中で、世界で最も成長が著しいビジネスセンターの1つだと言われている。
▼「花嫁」は大きな4つのタワーから成る。一番大きいのが「タワー1」で、1,152メートル。
▼真下から見るとこのような感じ。ビル同士の連結部分が多く、空は見えない。
▼こちらは頂点付近のデザイン。他の超高層ビルと違い、アンテナは短い。
▼他の超高層ビルとの比較。左から「花嫁」、サウジアラビアで建設中のキングダム・タワー、ドバイのブルジュ・ハリファ、上海ヒルズ。オレンジの部分がアンテナ部分で、それを除くと花嫁の高さが際立つ。
▼こちらは花嫁に建設される公園の様子。バスラは世界最高気温58.8度を記録するほど暑い地域なので公園は日陰が多くなるように設計されている。この花嫁衣装のような屋根が、ビルに「花嫁」という名前がつけられた理由だ。
現在のところ、オフィス、ホテル、商業施設、公園、学校、病院など、ありとあらゆる都市機能を1つのビルに集中させることが計画されている。まさに「花嫁」は「垂直都市」と言えるだろう。
▼こちらは「花嫁」を設計したAMBS Architectsが公開している映像。
現段階では完成時期や建設費などは不明。もし実現すれば、イラク復興のシンボルとして世界中から注目を浴びることは間違いない。計画の成功を期待したい。