利益が激減したサンリオがIR資料に「来年から本気だす」と書いて頭の中がピューロランド
netgeek 2015年12月13日
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ポムポムプリン、キティちゃん、シナモンロールなどのキャラクターライセンスビジネスやテーマパークの経営を行う株式会社サンリオについて、株主に向けて送るIRレターでとんでもない一言を表紙に載せていたことが分かった。
まずはIRレターに記された業績ハイライトからご覧いただこう。売上こそ横ばいだったものの、利益が二桁も減っている。
営業利益は前年同期比15.3%減で当期純利益は10.6%減。海外市場が軟調に終わり、とりわけ欧米は競争激化の波を受け、アジアでは不況が響くこととなった。経営陣としてはかなり痛い結果だ。
さて、ここでこの資料の表紙を見て欲しい。なんと経営陣からのメッセージが可愛いぐでたまのセリフで伝えられているではないか。
サンリオのIR資料がこんなに可愛いとは知らなかった。ここまでほんわかしていると株主はどんな業績を目にしてもあたたかい気持ちで応援したくなるのではないだろうか。もし計算でやっているのだとしたら、サンリオの広報担当者は相当頭がキレる人物であることは間違いない…。
なお、今年の株主優待はウェットティッシュ。
画像をアップした「かずひろ@Kazuhiro16bit」さんによると、去年は豪華なぬいぐるみだったのでやはり業績の影響が反映されているとのこと。しかし、それでもサンリオファンは喉から手が出るほど欲しいアイテムなのだろう。株主優待目当てで安定株主になっている人も多いかもしれない。
その他、資料に載っていた面白情報。
▼マイメロディの性別は実は不明。意味不明な暗号になっている!?
▼クロミちゃんのブラックカードなるものが存在した。これはすごくレアだ…。
IRでここまで個性が出るのは任天堂かサンリオぐらいではないだろうか。株主になるとけっこう面白いかもしれない。
▼なお、キティちゃんの生みの親であるデザイナーの山口裕子(崎山裕子)さんは強烈な個性の持ち主。こんな見た目でも取締役にまで上り詰めた実力者だ。
株式会社サンリオ、過去2年の株価推移。
来期はどんな本気を見せてくれるのか。山梨王ことサンリオの本気に期待したい。
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