114年前に報知新聞が予想した未来がほとんど的中していることが判明
netgeek 2015年12月10日
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1901年(明治34年)に「報知新聞」(現:スポーツ報知)に掲載された未来予想がほとんど的中していることが判明した。予想が発表されて100年以上経った現在、予想がどれほど的中しているのかをご紹介したい。
参考:決定版歴史の意外な「ウラ事情」(Googleブックス)
まず、残念ながら外れてしまった予想はこちら。是非、実現してほしかった…。
蚊やノミ、野獣は今でも人間を悩ませているし、台風も毎年何回も日本に襲来している。サハラ砂漠に関しては緑化する兆しがあるという情報はあったが、実際に緑化しているという話はない。
次に、部分的に的中した予想はこちら。惜しい予想がちらほら。
残念ながら、薬がなくなるほど医療は進歩していない。しかし、電気治療はあるので半分的中している。そして、今でも世界には鉄道がない地域はある。また、幼稚園が廃止されるほどは教育は進んではいないが、男女ともに大学を出る時代になっている。
そして、完全的中した予想はこちら。すげええええええええええ!!!
この中のほとんどが自動車、飛行機、電話、携帯電話、パソコン、インターネットなどの発明によって実現している。敢えて説明するとすれば、「葉巻型の列車」は新幹線として実現している。現在の東京−新神戸間の最短所要時間は2時間37分だ。また、身長が180センチ以上ある人は今では珍しくない。そして「琵琶湖で発電」という予言に関しては、関西電力が蹴上発電所で琵琶湖の疏水で発電を行なっている。
ついでに昭和時代に予想された未来もご紹介したい。こちらの予想も、かなり良い線を行っている。
▼車が空を飛んでいたり、巨大なスタジアムがビルの屋上にあったり…。もちろん、2011年の東京はここまで発展しなかった。
▼しかし、コンピューターの進歩に関してはかなり的中している。この絵にはテレビ電話、自走電気掃除機(=ロボット掃除機)、台所用ロボット(=食洗機)などが出てきている。
▼こちらは、スクリーンに映し出された映像で授業が進む「コンピューター学校」の様子。映像授業は今では当たり前のように行なわれているので、それに関しては的中している。しかし、ロボットが先生の役割を果たすまでには至っていない。
我々がする予想とは、いわば願望のようなものだ。皆が願望を実現するために努力をするので、未来予想は実現することが多いのかもしれない。これから先、皆さんはどんな未来を予想するだろうか。
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