わずか40グラムの危機的状態で見つかった子猫の奇跡の成長記
netgeek 2015年10月18日
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参考:Couple Never Gave Up on 40 Gram Rescue Kitten Even Told She Wouldn’t Survive
今から15週間前、心臓がかろうじて動いているだけの瀕死状態の子猫が保護された。
▼コイン数枚分の大きさしかなく、体重はわずかに40グラムだった。
発見したのはNuuudelさんという若い女性。彼女はすぐに写真を撮り、獣医に見せたが、返ってきたのは「期待しない方が良い」という答えだった。「獣医ですら、こんなに小さな猫が生きているのは見たことがなかったようです」と彼女は語っている。ところが、彼女は獣医の言葉を無視して子猫を育てることを決意した。
▼子猫に付けた名前は「タイタン」。
当時はオスだと思い男の子の名前を付けたが、後からメスだと分かったそうだ…。そんな子猫の世話をNuuudelさんのボーイフレンドも快く受け入れてくれ、2人は交互にタイタンの世話をした。毎時間エサを与え、そして、タイタンを暖めて快適な環境を維持しつづけた。
▼タイタンの体重は増えないまま1週間が経つ。まだカード程度の大きさしかない。
タイタンは動かないし、鳴き声もほとんど出さなかったそうだ。それでも彼らは「正しいことを続けたらきっとこの子猫は助かる」と絶対に諦めなかった。
8日目の早朝、ついに彼らに希望が訪れる。
▼タイタンが鳴き声を上げた!!!!
Nuuudelさんは午前3時に猫の鳴き声を耳にして目が覚める。はじめはタイタンがうなり声を上げながら死にそうになっているのではないかと困惑したそうだ。しかし、駆けつけてすぐにタイタンがエサを求めてシートを這い回りながら鳴いているということが分かった。彼女がスポイトで粉ミルクを与えたところ、今まで見たことがない勢いでがぶ飲みした。
▼ミルクをたくさん飲んで満足したタイタンは再び眠りについた。
それから2週間、Nuuudelさん達はタイタンの世話で寝不足の状態が続いた。
▼この頃には目もしっかり開くように。
彼らは「ほとんど眠れなかったし、ご飯を食べるのを忘れることもあったけど、子猫を見たら疲れが全部吹っ飛んだよ」「目が開いた時は最高に幸せだった」と語っている。
▼元気になったとはいえ、まだ手のひらの半分くらいのサイズ。
ガリガリに痩せ細った未発達の状態だったため、まだ自分の脚で動くことはできなかったそうだ。しかし、この頃には、もう「生」に満ち満ちた姿になっていた。エサとおもちゃを常に求めるようになったのだ。
保護されて6週目、タイタンはついに自分の脚で動けるまでに成長した。
ただ、この頃はまだ方向感覚が少し問題があった。馴染みの物や匂いを認識できるようになったり、おもちゃで遊ぶようになったりとしっかり成長していた。
15週目のタイタンの様子はこちら。
こんな可愛いらしい顔をしながら性格はやんちゃな暴れ者。一見すると、健康体に見えるが、動物病院でいくつか検査をしなければならなかった。
そして、こちらは、つい1週間前のタイタンの様子。
▼おもちゃを追いかけるのに疲れて休んでいるところ。
生命の危機さえあった子猫が、ついにここまで成長したのは奇跡としか言いようがない。Nuuudelさん達は現在、Instgramに”titanthemiraclekitten“(奇跡の子猫タイタン)というハンドルネームでタイタンの写真を投稿している。
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