独裁者ヒトラーが描いた10点の幻想的な絵画たち。こんな可愛らしい作品を生み出していたとは信じられない
netgeek 2015年10月3日
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ナチス政権下のドイツの独裁者ヒトラー。一時は画家を目指していたこともある彼が生前描いた10点の作品をまとめてみた。
1.やわらかなタッチが目を引く風景画。平和な昼下がりを感じさせる、ほのぼのとした作品だ。
あの気性の荒いヒトラーが描いたとは思えないほど和やかな一品。見ているだけで心が落ち着くようだ。
2.こちらは街角の様子を描いた作品。未熟な点は多々見られるものの、美術館で展示されていても何ら違和感はない。
大きな建物が描かれているのとは対照的に人物が2人しか登場していない。これはヒトラー自身の孤独な心情を表しているのだろうか?
3.こちらは先ほどと打って変わって明るい街の様子。およそ100年前の当時の情景が伝わってくる。
道の色合いもよく見るとかなり塗り分けられており、ヒトラーが持っていた芸術的センスの高さを感じ取ることができる。
4.街だけではなく水辺の風景も描いていたヒトラー。我々が思っていたよりも、格段に絵が上手かったことがこれを見るだけでもわかる。
絵を描く上で非常に画力が試される難関な水の表現。ヒトラーは難なくこなしていたようだ。
5.周りから建築家への道を打診されたほど、建造物を描くことに長けていたヒトラー。確かにどの絵を見ても建物は生き生きとしている。
パースが狂っていたりするものの、どっしりと重量感をもって描かれた建造物たち。ここにヒトラーの生き方が反映されているのかと考えてしまう。
6.実は人を描くのが苦手だったという。全く人物が描かれていない作品も少なくない。
卓越したカリスマ性で人々を陶酔させた彼も、実は人と人との対話が苦手だったのかもしれない。
7.時にはこんなファンタジー感溢れる壮大な風景画も描いていた。部屋に飾っておきたくなるような出来栄えだ。
遠くに見えるのは大きな城だろうか。こんな風景を日々見ながらヒトラーは育っていったのだろう。
8.淡い彩色なものの、多くの色合いを取り入れた絵画を描くことが得意だったヒトラー。あの恐怖政治を推進していた人物とは到底思えない。
画家としての道が切り開けていれば、今日までの歴史は大きく変わっていたことだろう。
9.ヒトラーは風景画だけでなく、花を描くことも得意だったようだ。まるで日本画のようなタッチで、可愛らしい花を描いている。
水彩画や油絵など、作品ごとに使用する道具を度々変えている。かなり器用で繊細な人物だったことがうかがえる。
10.このようにかなり華やかな花々を描くこともあったようだ。何を思ってこれを描いていたのだろう。
一つとしてマイナスな印象の作品がなかったが、そこがかえって不気味だ。あなたはヒトラーの作品を見て何を感じただろうか?