【感動】大きな水槽に落ちた仲間の犬を救うために奔走した犬の「友情物語」に全世界が涙…
netgeek 2015年9月27日
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参考1:Dog Watches Guard Over Its Trapped ‘Best Friend’ for a Week After They Got Lost, Rescuers Say
参考2:Dog stands guard for week until trapped friend found
今回の話に登場する犬2匹はこちら。左が「ティリー」で右が「フィビー」。
ある日、飼い主のDuftさんは会社のパーティーを主催しており、その日は出入りが多かったため玄関を半開きにしていた。そのすきを突いて2匹の犬は家から出て行ってしまう。
飼い主曰く「ティリーは、もし玄関が開いていても絶対に出て行かない性格」とのこと。ティリーはとても優しい性格なので「フィビー、勝手に脱走して大丈夫か?」という感じでついて行ったのではないか。
そして不運にもそんなティリーの心配は的中してしまう。
峡谷の中をさまよっている時、なんとフィビーはコンクリート製の大きな水槽に落ちて出られなくなってしまったのだ。もちろん、ティリーは助けようとするものの、なかなか飛び込んで助けることはできなかった。ティリーはその場でフィビー見守ることしかできなかった。
ティリーは水槽の上からしばらく見守った後、ある行動に出る。
賢いティリーは人の家に走り、助けを求めに行った。もちろん言葉は通じないので、必死にフィビーの居る方へ注意をひこうとする。しかし、それでも助けを呼ぶことはできなかった。一方で飼い主は2匹を探しまわったが、見つけることができずに動物保護団体にコンタクトをとっていた。彼らはFacebookで情報提供を呼びかけた。
そして転落から1週間経った頃、ついにレスキュー隊がやってくる。
近所の住民から「犬が何度か家に来て、近づいてはすぐに峡谷の中に帰るのを繰り返していた」と通報があったのだ。職員はすぐに現場に向かい、ティリーの名前を呼ぶと小さな唸り声が聞こえた。周りを捜索すると、そこには、フィビーを見守るティリーがおり、すぐに2匹は保護された。
その場に居合わせた獣医によると「少しお腹を空かせて疲れているけど、それ以外は健康体だった」とのこと。その後2匹は1週間ぶりに我が家に戻り、Duftさんが用意した特製のハンバーガー料理でお祝いされたそうだ。
2匹の友情が命を救ったのは間違いない。
もし、ティリーの行動がなければ誰も助けに来なかったことだろう。1週間も飲まず食わずの状態だったのに健康なまま帰ってこれたのは実にラッキーだった。
現在、この2匹の犬の「友情物語」に世界中が感動している。「友情」「愛情」というものを考え直す良い機会になった。